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コロナ禍においてサブリース(一括借上)は有効な選択肢となるのか?解説します

最終更新日: 2023.03.17

公開日:2021.04.23

一括借上(サブリース)は空室リスクを軽減できる仕組みですが、一方で色々とサブリースにまつわるトラブルもあります。

新型コロナウイルス(以下、コロナ)による影響を受ける中、賃貸経営も新しい対応を求められることが増えてきていますが、サブリースは有効な選択肢となるのか。
本記事では、コロナ禍におけるサブリース契約について解説していきます。

この記事のポイント
  • コロナの有無にかかわらず、賃貸経営においてサブリース(一括借上)は有効な選択肢
  • オーナー様を守るための法律「サブリース新法」が施行
  • トラブルを防ぐためサブリース会社をしっかり選定して契約することが大切

コロナへの対策としてもサブリース(一括借上)は有効な選択肢

コロナへの対策としてサブリース(一括借上)は有効なのでしょうか。
結論からいうと、コロナの有無に関わらず、サブリースは賃貸経営において有効な選択肢になりえます

サブリースとは

サブリースは、賃貸物件をサブリース会社が一括して借り上げる仕組みです。通常、賃貸経営ではオーナー様が不動産会社に依頼して入居者を募集し、入居者との間で賃貸借契約を結んで賃料を受け取ります。

一方、サブリースではサブリース会社が入居者の募集をおこないます。

このため、サブリースでは入居者から賃料を受け取るのはサブリース会社であり、賃貸物件のオーナー様はサブリース会社から一括借上にかかる賃料を受け取ることになります。

サブリースでさまざまなリスクを回避できる

サブリースの仕組みについて簡単にお伝えしましたが、この仕組みにより、オーナー様は賃貸経営に関わるさまざまなリスクを回避することができます。通常の賃貸経営では、常に空室リスクを負うことになります。

入居者を募集しても必ずしも見つけられるとは限らず、場合によっては数か月空室となってしまう可能性があるのです。空室となってしまうと、その間、その部屋から得られる収入はゼロとなります。

他にも、入居者を見つけることができたとしても、今度は入居者が家賃を支払ってくれないといった家賃滞納リスクがあります。家賃を滞納されてしまうと収入がゼロになるのに加え、その状態が数か月続くとその間は新しく入居者を探すこともできません。

さらに、その間入居者は部屋に住み続けることになり、部屋の中を汚されることも...。最終的に、滞納された家賃や修繕費を回収できればよいのですが、家賃滞納の解決には時間も労力もかかり、オーナー様に大きな負担が発生します。

このように、賃貸経営ではさまざまなリスクを負うことになりますが、サブリース契約(サブリース会社によって契約内容は異なります)によりこれらのリスクの多くを回避できます。

もちろん、サブリースにかかる手数料がある点にも留意する必要はありますが、サブリースを利用してさまざまなリスクをヘッジができる点は大きな魅力です。

新たに施行された「サブリース新法」

さまざまなリスクを回避できるサブリース。
契約時に「賃料の見直しができる」「契約の解除ができる」といった条項を盛り込むことが多いですが、これらがうまくオーナー様に伝わっていなかったことで 、トラブルとなった事例もあります。

こうした問題が多く起こったことから、2020年12月に「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」、いわゆるサブリース新法が施行されました

サブリース新法では「誇大広告の禁止(28条)」や「不当な勧誘の禁止(29条)」、「重要事項の説明(30条)」など、サブリース契約において賃貸物件オーナーに正しく内容が伝わるように規制がされています。

コロナ禍だからこそサブリースを利用すべき?

サブリースはコロナによる影響の有無に関わらず、賃貸経営における有効な選択肢であるといえますが、コロナ禍だからこそサブリースを利用すべきポイントなどはあるのでしょうか。

サブリース会社はコロナ禍でも提供するサービスに変わりはない

居住用の賃貸物件については、コロナによる影響を受けづらいという特徴がありますが、今後コロナの影響が長引けば、賃貸経営にも大きな影響が及ぶ可能性もあるでしょう。

コロナが賃貸経営にどのような影響を与えるかは不透明な部分も多く、賃貸物件のオーナー様は不安に感じることも多いのではないでしょうか。

一方で、サブリース会社はコロナによる影響の有無に関わらず、同じサービスを提供する必要があります。

オーナー様としては、不安を感じながら自分で賃貸事業を経営するのと比べると、安心して賃貸経営を任せられる分、精神的にも大きなメリットがあるといえます。

オーナー様の成功がサブリース会社の成功にもつながる

また、サブリースでは「オーナー様の賃貸経営の成功=サブリース会社の成功」といえる点が大きなポイントです。例えば、サブリース契約締結後、空室が生じるとサブリース会社は収入を得れなくなりますが、それでもサブリース会社はオーナー様に対して賃料を支払わなければなりません。また、家賃の滞納が発生した場合でも同様です。

このため、サブリース会社はどんな環境であっても、自社のノウハウを活かし、賃貸事業がうまくいくよう最善を尽くす必要があるのです。オーナー様としては、コロナによる影響が考えられる中、自分で賃貸経営をおこなっていくのが難しいと感じるケースでも、こうしたプロに任せるのであれば安心できるのではないでしょうか。

まとめ

サブリースの仕組みやコロナ禍におけるサブリース契約の有用性などについてお伝えしました。
賃貸物件のオーナー様にとって、コロナによる影響の有無に関わらず、サブリース契約を検討することは有用な選択肢だといえるでしょう。

一方で、コロナ禍だからこそ、サブリース契約を始めやすいといった側面もあります。しかし、過去には、サブリース契約でうまくいかなかったオーナー様がいるのも事実です。

そのような失敗をしないためには、信頼のおけるサブリース会社を選ぶことが重要だといえるでしょう。

本記事でお伝えした通り、サブリース契約においてオーナー様とサブリース会社は共通の利害関係があります。

将来的にもしっかりと賃貸事業に取り組んでくれるサブリース会社を選べば安心できるでしょう。

監修者プロフィール
中村裕介 不動産ライター(保有資格:宅地建物取引士、保育士)

1983年福岡生まれ。上海復旦大学卒。
商社、保育園、福祉施設での勤務を経て、現在は不動産の記事を中心に手がけるライター兼不動産経営者。

実際に店舗・住宅を提供している立場から、不動産に関する記事を執筆中。趣味はフットサル、旅行、読書。

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