「窓先空地」とは、共同住宅における火災発生時などの避難通路の確保や、最高や通風の確保するために、1階住戸の窓に面したところに設けられる空地のことで、その空地には構築物や駐車場などを設置することはできません。
この制度は、東京都や神奈川県横浜市の一部の自治体のみが実施しています。
根拠法令は建築基準法第40条と同条に基づき自治体が独自に制定する条例です。(建築安全条例や建築基準条例など)
例えば、東京都では、東京都建築安全条例第19条に基づいて、住戸の床面積の合計に応じ、1.5〜4mの窓先空地を設けなければならず、窓先空地から道路・公園・広場等までを幅員1.5メートルから2メートル以上の通路で避難上有効に連絡させなくてはいけないといった規定が設けられています。