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令和6年度 「木材利用推進コンクール」にて「農林水産大臣賞」を受賞
国産材利⽤の継続的な取り組みや、CLT建築の独⾃技術開発が評価
ニュースリリース
2024年10月16日
大東建託株式会社
表彰式は10月25日、木材会館(所在地:東京都江東区新木場1丁目18-8)にて開催される予定です。当社は今後も、建物の主要構造材として、⽊材を積極的に活⽤し、CLT⼯法や2×4⼯法の⽊造建築の普及に取り組むことで、森林環境の循環促進に貢献します。
1棟8戸の国産材100%の2×4工法賃貸住宅外観(2023年9月末撮影)
大東建託では、主⼒の賃貸住宅商品の多くに2×4⼯法を採⽤しており、国産スギを壁たて枠材を中⼼に国産スギを導⼊しています。2009年、熊本県産スギの活⽤から始まり、現在は岩手県、鹿児島県、群馬県、愛媛県に運用拡大しています。2019年国産スギを活用したCLT賃貸住宅の商品販売も開始し、2023年度の国産材使用実績は約27,217㎥となっています。
これまで2×4建築へ国産スギを活用し、主に壁部たて枠材に採用してきました。今後は国産材の更なる活⽤にむけて、ひのき、あかまつ、とどまつなどの曲げ性能の⾼い樹種を、床根太、垂⽊、まぐさといった横架材利用への強度試験などを実施しています。
CLT※は木材を直交積層した木質厚型パネルですが、コンクリート並みの強度と、木材の軽さを活かした建材です。CLTは熱伝導率が極めて低く、外壁の構造躯体に使用した場合も断熱性能があり、省エネ住宅に最適な建材として注目されています。CLTは国産材などの豊富な森林資源を利用できる新しい建築材で、製材工程での温室効果ガス削減と製品製作の工業化などで、環境と森林の健全な循環にも寄与します。
当社は、CLTにより規格化・工業化された賃貸住宅を独自開発し、2019年に国内で初めて販売、2021年CLTを使用した戸建注文住宅の販売を開始しました。本年4月末時点で、7棟のCLT建築を完成しており、今後もCLTの普及に取り組んでまいります。
※CLT:Cross Laminated Timber の略称。ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交(クロス)するように積層接着した木質系材料
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