© Daito Trust Construction Co.,Ltd. All Rights Reserved.
可変性家具「HiNGE(ヒンジ)」が2022年度グッドデザイン賞を受賞
オーダーメイドDIYキット販売店「CODD(コッド)」が居住形態に依らない家具を開発
ニュースリリース
2022年10月07日
今回受賞した「HiNGE」とは、賃貸住宅の住み替え時など、様々な空間に柔軟に設置することができる家具です。当社の社内ベンチャー制度「ミライノベーター」から誕生したオーダーメイドDIYキット販売店「CODD(コッド)」と、国内の若手クリエイターFOG(フォグ)とのコラボレーションにより開発されました。棚脚の部分が特徴的な設計となっており、可変性と可動性に優れたフレキシブルな構造が、多様化するライフスタイルやライフステージの変化に対応できる、新しい家具の形です。
住宅用建材「防蟻集水桝」「エアコンドレン管固定用部材」において、2021年度グッドデザイン賞を受賞
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2021/gooddesign_1020.html
HiNGEとは、扉の開閉に使用する蝶番(=ヒンジ)の可動性から着想を得て開発された、4種のパーツから構成される可変性家具です。可動性のある棚脚により、組み合わせ方次第で何通りもの形にすることが可能です。
賃貸住宅の転居時に発生する家具の搬出入を考慮し、「シチュエーションに応じてカスタマイズできること」をデザイン要件とし、当社の新規事業である「CODD」と若手クリエイターのFOG(フォグ)が、新しい空間・家具・インテリアと価値観を創造していくプロジェクト「CODD Plus」から生まれました。ライフステージの変化に合わせアップデートしながら永く大切に使い続けられる、恒久性の高い新しい家具の形としてデザインしています。
HiNGEは、3本1組のスチール製の脚を開閉することにより、あらゆる棚板の寸法や家具にフィットさせることが可能です。決められた家具の形がない「未完の家具」をコンセプトに、ユーザーの目的に応じて自由に棚板の差し替えや形状・用途のアレンジができる、高い汎用性が大きな特徴です。また、蝶番の垂直加重を分散させる特性を活かした構造で耐荷重性にも優れており、2脚使用時の耐荷重は、軽自動車約2台分に相当する1.5tとなっています。
<機能のポイント>
●可変性
蝶番の可動性を応用することで、ミリ単位で奥行方向の微調整が可能。幅広く棚板のサイズや形状に対応可能。
●拡張性・更新性
4種のパーツの組み合わせ方で自由にカスタマイズできる。パーツを増やすことでサイズを拡張したり、パーツのラインナップ追加などにより、家具のアップデートが可能。
●ポータビリティ・環境配慮
折り畳んでコンパクトな専用バッグに収納できるため、組み立て・解体・持ち運びが容易。コンパクトなため発送時の環境負荷も削減。
HiNGEはクリエイターとのコラボレート家具第1弾です。当社は家具製品の開発のノウハウがないため、デザイン・機能・強度のバランスを保つ製品設計に時間を要しました。特に蝶番部は、溶接の形状を幾度も検証した結果、10mmと細いシャフトながらも1.5tの荷重に耐える強度に仕上げることができました。間取りにピッタリとシンデレラフィットする、原状回復可能な家具を扱うCODDでは、これからも住空間への新しい提案と共に、環境に配慮した持続可能な商品設計と、若手クリエイターの支援を続けていきます。
FOG代表 桐 圭佑
2009-17 藤本壮介建築設計事務所勤務
2017 KIRI ARCHITECTSS設立
2021 福岡国際コンペティション優秀賞
2021 AR HOUSE AWARDS shortlisted /BEST15
2021 三栄建築設計住宅設計競技 最優秀賞
2021 2025年日本国際博覧会休憩所等設計業務プロポーザル 優秀者選出
2022 横浜市公共建築100周年記念設計コンペ 入賞
グッドデザイン賞WEBサイト:https://www.g-mark.org/
報道関係者 お問い合わせ先
- ニュースリリースのダウンロードはこちらから(638.6KB)