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第12回「大東建託 賃貸住宅コンペ」受賞作品決定

「住まうまち、京都」をテーマにアイデアを募集

インフォメーション

2025年03月03日
大東建託株式会社

大東建託株式会社は、「住まうまち、京都」をテーマとする第12回「大東建託 賃貸住宅コンペ(以下、本コンペ)」の2次審査会および表彰式を1月18日、寺田倉庫G3-6Fで開催しました。

本コンペは「賃貸住宅が持つ魅力」をより多くの方と考えていきたいというコンセプトで、2012年から毎年開催しています。テーマに沿った空間と仕組みのアイデアを募る「アイデア提案部門」と、実際に完成した建築や完成予定のプロジェクトを募る「新たな賃貸スタイル部門」の2つの部門で募集を行いました。応募作品の中から、「アイデア提案部門」で最優秀賞(1作品)、優秀賞(1作品)、入選(3作品)の計5作品、また、「新たな賃貸スタイル部門」で審査委員特別賞(2作品)を決定しています。
 以上

寺田倉庫G3-6Fでの2次審査会および表彰式

■「アイデア提案部門」の審査結果
「住まうまち、京都」というテーマで、京都のまちの社会課題に対応する新しい賃貸住宅のアイデアを募集した「アイデア提案部門」では、応募数43点の中から、5作品が1次審査を通過しました。1次審査を通過した5組はメンター建築家によるアドバイスを受け作品をブラッシュアップし、2次審査でのプレゼンテーション、質疑応答を経て、各賞が決定されました。
 

最優秀賞(200万円) :「伊根の道と余白、その歩み」 金子豪太、北野湧也、岩田祥英(京都工芸繊維大学大学院) 

                                    大町有香子(京都工芸繊維大学)

優秀賞(100万円)   :「街区を賃貸が手入れする」 新谷朋也、﨑田真一朗、鈴木啓悟、土橋侑生

                                  長谷川理史、岡航世(京都工芸繊維大学大学院)

入選(50万円)      :「マチヤドリー解き結ばむ 人の波ー」 湯免鮎美、仮屋翔平(九州大学大学院)

入選(50万円)      :「井戸守りの家」 杉浦岳、関沢伸太郎、下山順、杉浦麻理、瀬島蒼(SaGAS

入選(50万円)      :「た種めく団地」 西田亮太朗、榊原真歩、鈴木達、

                         本吉亮太(studio DANN/団、京都工芸繊維大学大学院)

■「アイデア提案部門」最優秀賞
「伊根の道と余白、その歩み」 金子豪太、北野湧也、岩田祥英(京都工芸繊維大学大学院) 
               大町有香子(京都工芸繊維大学)
「伊根の舟屋」の景観で知られる伊根町伊根浦。海側に並ぶ舟屋は観光資源として広く活用されているが、伊根浦本来の姿は、舟屋・主屋・蔵が海から山へと連なる集落構造であり、それぞれ異なる役割を果たしながら町の営みを支えてきた。これらの建築は道引きにより所有が分散し、結果として舟屋は観光資源化しつつも、主屋や蔵の空洞化が進行している。このままでは町の生活基盤が失われる可能性があり、新たな担い手の流入が不可欠である。
本提案は、この分散所有建築を活用し、多様な人々の受け皿となる移住システムの構築を目指す。舟屋を短期滞在の観光客向け、蔵を中期滞在の移住者向け、主屋を職住一体の長期移住者向けの賃貸住宅とすることで、「唐突な移住」ではなく、「段階的な町への参加」を可能にする。
また、町の特異な地形が生んだ三角形の余白空間や、建築の減築を用いることで、新たな広場や路地空間を創出する。これらの空間が多様な人々との距離を調停しつつ、群として作用することで、新たな町の道引きを形成し、伊根の集落に新たな歩みを刻む。

■「新たな賃貸スタイル部門」の受賞2作品
実際に完成した建築、または完成予定の賃貸住宅の仕組みを工夫して空間のあり方や生活を変えているプロジェクトを募集した「新たな賃貸スタイル部門」では、実際に建築された賃貸住宅の応募案の中から2作品が審査委員特別賞(賞金30万円)を受賞しました。

タイトル:建築設計事務所が運営する小さな複合施設[h+BASE]  完成:2022年10月 
建築家:伊藤瑞貴/hplus 所在地:福井県福井市
設計事務所が運営する住戸やオフィス等が集まった小さな複合施設。設計事務所に併設するシェア型ショールームを基点とした繋がりの多面化・多層化による、江戸時代の長屋のような持続可能なコミュニティデザインと、地方都市における持続可能な暮らしと働き方を模索した新しいタイポロジーのデザインを行った。企業や個人がつくるシェア型の中間領域が広がることで、QOLの高い集合住宅やオフィスが増えるだけでなく、持ちつ持たれつの関係が街全体に広がり、古くて新しい豊かさのある持続可能なまちをつくるきっかけとなる。

Ⓒ明直樹(MOv)

タイトル:「こずみのANNEX」                       完成:2023年3月
建築家:藤原真名美、酒谷粋将、荒川百花、小村遥香、高田奈緒子, 飯濱由樹  所在地:神奈川県横浜市
(藤原酒谷設計事務所、関東学院大学、関東学院大学大学院)
横浜市金沢区の小泉に計画した学生シェアハウスとまちのシェアラウンジを掛け合わせた住宅。この地で代々酒屋などの商いをしてきたオーナーが所有する築約50年の空き家を改修した。シェアハウスの賃料で収益を得てシェアラウンジの利用料を低く設定し、まちに開かれた場所を提供している。売り上げの一部は利用者対応に関わった運営メンバーや住人にバックする仕組みとした。その他、運営メンバーの貸切利用無料化や施設管理を率先して担ってもらえる住人の家賃を安くするなどの小さなインセンティブを設け、持続的な運営を目指している。

■審査委員の紹介(敬称略)
 審査委員長 重松 象平(OMA NY 代表/九州大学BeCAT センター長)
 審査委員 横川 正紀(ウェルカムグループ 代表)
 審査委員 林 厚見(株式会社スピーク共同代表/東京R不動産ディレクター)
 審査委員 瀬川 翠(Studio Tokyo West 代表)
 審査委員 竹内 啓(大東建託 代表取締役 社長執行役員 CEO)

■「第12回大東建託 賃貸住宅コンペ」概要
テーマ : 『住まうまち、京都』
主催 : 大東建託株式会社
後援 : 株式会社新建築社
コーディネート : 合同会社リトルメディア

公式インスタグラム

報道関係者 お問い合わせ先 

大東建託株式会社 広報部 広報課
電話 : 03-6718-9174
メール: koho@kentaku.co.jp
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