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大東建託グループの3物件が2025年度グッドデザイン賞を受賞

「調布のCLT集合住宅」(Forterb[フォルターブ]Ⅲ)、都心型レジデンス「ASTILE[アスティーレ]広尾」、環境配慮型オフィスビル「AUSPICE[オースピス]福岡天神」

インフォメーション

2025年10月15日
大東建託株式会社

大東建託グループは、10月15日、本年完成した賃貸住宅およびオフィスビル計3物件において、「2025年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
今回受賞したのは、大東建託株式会社が手掛けた「調布のCLT※集合住宅」(Forterb[フォルターブ]Ⅲ)と、株式会社アスコットが手掛けた都心型レジデンス「ASTILE[アスティーレ]広尾」、および環境配慮型オフィスビル「AUSPICE[オースピス]福岡天神」の3物件です。
大東建託グループは今後も、環境や社会に配慮した高いデザイン性を備えた商品開発・供給を通じて、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、多様なニーズに応える快適で安心できる住環境の提供を目指していきます。

※CLT:Cross Laminated Timber の略称。ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交(クロス)するように積層接着した木質系材料
 以上

■受賞物件の概要
「調布のCLT集合住宅」(大東建託株式会社)

「調布のCLT集合住宅」は、環境・耐火・耐震性能に優れた「CLT」の可能性に着目し、2015年から技術開発を進めてきた大東建託が手掛けるCLT賃貸住宅シリーズの第3弾「Forterb(フォルターブ)Ⅲ」の1 号棟です。2019年には、国内初の規格化・工業化された独自CLT工法による賃貸住宅の販売を開始し、CLT工法の普及に向けた取り組みを継続しています。本物件では、壁に60㎜の燃えしろ層(火災時に燃える部分)を設けることで、火災発生時にも約1時間の加熱に耐える「1時間準耐火構造」を採用し、共用部・室内にCLTの木質感を活かしたデザインを実現しています。

■審査委員コメント:
賃貸住宅をCLTで作る試みは、事業としてチャレンジングな部分もあると思われるが、その道筋が作られれば、二酸化炭素削減に向けて意義が大きいプロジェクトである。防火性、遮音性を満たす工夫をしながら、内部で木部をあらわしにされていて、外観に見える軒裏の木部と合わせて、CLTならではのデザインと住環境が目指されている。今後の進化への期待を含めて、継続的な取り組みが、高く評価された。

「調布のCLT集合住宅」外観

ASTILE広尾(株式会社アスコット)

「ASTILE広尾」は、雁行した平面形と壇状の断面形によりボリュームを細分化し、厳しい形態制限の中で容積を最大限確保しながらも、周辺環境との調和を図った都心型レジデンスです。雁行配置により外周に複数の「小さな庭」を生み出し、どの住戸からも空や緑を感じられる設計となっています。全住戸に二面以上の開口を確保し、採光や通風、眺望といった住環境面にも配慮しています。

■審査委員コメント:
敷地に対して建物を振って配置することで、意味のある余白と抜け感を獲得している。それを、量塊的なデザインの中に立体的に位置づけているところが良い。余白にSOHO住戸が配置され、住み手の利用によって周辺環境との親和的な関係性が期待できる。上階のテラスは、縦格子柵の配置に変化をつけることで、テラスの方向性を多彩にしている。街路との境界部分の樹木は、いずれ、角度の振れを緩和するように働くであろう。

「ASTILE広尾」外観/内観

AUSPICE福岡天神(株式会社アスコット)

「AUSPICE福岡天神」は、全面ガラス張りの窓が空や街の風景を鏡のように投影する象徴的なデザインのオフィスビルです。テナントとの連携を重視した管理・運用体制を導入し、エネルギー使用量の可視化、建物利用者への省エネ啓発、物件固有の省エネ目標の設定とその共有、グリーンリースの導入などを実施しています。2024年には、環境・社会への配慮が極めて優れた建物として「DBJ Green Building認証※」4つ星を取得しています。

■審査委員コメント:
環境性能と社会への深い配慮がなされた、地方都市の中規模オフィスビルである。デザインとしては、鋼板の格子ファサードが目を引く。これが日射を効果的に制御しつつ、光と陰影による印象的な表情をもたらした。また夜は格子にあわせた照明によって、異なる姿が出現する。興味深いのは、ファサードの120マスが、500mmから1100mmの範囲で奥行きが変化し、立体的な揺らぎを与えていること。各部の長さは空調負荷のシミュレーションなどから導かれた。

※DBJ Green Building認証:「環境・社会への配慮」がなされた不動産の評価を通じ、事業者と金融機関・投資家の架け橋となることを目的に、日本政策投資銀行(DBJ)が創設した環境不動産認証制度。「建物の環境性能」「危機に対する対応力」「ステークホルダーとの協働」「多様性・周辺環境への配慮」「テナント利用者の快適性」のESGに基づく5つの視点により総合評価されるもの

「AUSPICE福岡天神」外観

報道関係者 お問い合わせ先 

大東建託株式会社 広報部 広報課
電話 : 03-6718-9174
メール: koho@kentaku.co.jp
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