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熱中症ゼロの継続を目指す大東建託施工現場の取り組み
気象情報を活用した予防管理で、建設作業員の健康と安全を守る
インフォメーション
2024年07月09日
大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 CEO:竹内啓)では、現在、全国2,467カ所※1で建設工事が行われています。2023年は、世界的に観測史上最も暑い夏となりましたが、今年の平均気温も全国的に平年を上回ると予想されています。このような猛暑が続くと増えるのが「熱中症」です。国土交通省が公表する「熱中症による業種別死傷者数」によると、屋外作業の多い建設業が最も発生件数の高い業種であることがわかります。そのため当社では毎年、施工現場における熱中症予防対策を推進しており、当社施工現場における2020年以降の熱中症重症化件数はゼロとなっています。
熱中症対策には、心拍等のデータ計測ができるウェアラブル端末や施工現場ライブカメラ、当社独自の施工管理アプリなどを活用し、施工現場で働く方々が安心して業務に従事できる労働環境を整備しています。
※1 2024年7月1日時点
熱中症対策には、心拍等のデータ計測ができるウェアラブル端末や施工現場ライブカメラ、当社独自の施工管理アプリなどを活用し、施工現場で働く方々が安心して業務に従事できる労働環境を整備しています。
※1 2024年7月1日時点
■施工現場で働く方々が安心して業務に従事できる労働環境を整備
当社グループでは、「人間尊重の精神を基礎とし、施工現場で働く人々の生命を守り、環境整備を行い、健康を確保すること」を安全衛生管理の基本理念としています。この理念のもと、労働安全法、労働安全衛生法および当社規定に基づく安全衛生管理を徹底し、施工現場での労働災害や疾病を未然に防ぎ、安全な労働環境の提供に努めています。
特に高齢作業員は熱中症リスクが高いため、健康管理に注力しています。2016年より、65歳以上の作業員は、年1回の高齢作業員教育の受講が義務付けられ、現場入場時の血圧測定も必須として体調管理を厳格に行っています。
特に高齢作業員は熱中症リスクが高いため、健康管理に注力しています。2016年より、65歳以上の作業員は、年1回の高齢作業員教育の受講が義務付けられ、現場入場時の血圧測定も必須として体調管理を厳格に行っています。
■IT機器を活用した熱中症リスク軽減施策
当社は、施工現場へのDX導入を積極的に推進し、業務の省力化はもちろん、熱中症対策などの現場の安全活動にも活用しています。
1.ライブカメラの設置
本社の管理部門にて選定した約730所の施工現場にライブカメラを設置し、現場管理者が現場の異変をリアルタイムで確認できるようにするなど、現場の安全管理を徹底しています。
2.当社独自の施工管理アプリの活用
2022年より現場管理者と現場に従事する全作業員向けに、現場の情報共有や当日の作業項目別の危険予知情報が確認・共有できるオリジナルアプリ「匠アプリ」を導入しています。紙の資料を使って屋外の現場で打ち合わせをする時間を減らし、安全かつ効率的に従事できる現場環境を整備しています。
■その他の熱中症リスク軽減施策
現場作業員に対して、適切な熱中症予防の教育や指導をすることも重要な熱中症対策に繋がることから、毎月実施する安全衛生協議会にて、熱中症対策に関する労働衛生教育を実施しています。その他にも、熱中症リスク軽減策として、以下のような施策を実施しています。
1.熱中症指数計を設置、こまめな休憩と水分補給を促す
気温の高さだけでなく、湿度、日射・放射の強さ、風の弱さも熱中症リスクを高めます。これらの要素から算出される暑さ指数(WBGT※2)を基に、全施工現場の複数カ所に熱中症指数計を設置し、アラームが鳴ると、休憩と水分補給を促す声かけを行っています。
※2 Wet-Buld Globe Temperature(湿球黒球温度)の略
2.熱中症予防情報メールの登録
当社は、施工現場で働く全社員に対し、環境省の「熱中症予防情報メール」の受信登録を義務付けています。この情報を用いて暑さ指数を確認し、熱中症予防管理を実施しています。また、熱中症警戒アラートの発表状況を毎朝メールで全員に配信し、朝礼で注意喚起をしています。
3.製氷機、冷水器の設置
熱中症対策として水分不足や過度な体温上昇を防止するため、製氷機や冷水器等を設置しています。
4.ポスター掲示による熱中症予防
従業員の熱中症予防意識の向上を図るため、熱中症予防の注意喚起ポスターを掲示しています。また、含む外国人労働者へ向け、多言語に対応したポスターの掲示も進めています。
5.熱中症対策品を特別価格で販売
体温上昇を少しでも和らげるため、7月9日より、監理センターに従事する136名の社員に、ペルチェ式ベストを配布します。ペルチェ式ベストは、バッテリー電源により、ペルチェ素子(6個)表面温度を20℃程度冷却可能となっており、ファン付き作業着を重ね着することにより、冷却効果を高める事ができます。また、地元の設計・施工会社様で組織された大東建託協力会の会員様には、熱中症対策品(ファン付き作業着・冷却機能付きベスト・水冷ベスト・ヘルスウォッチなど)を割引価格で購入できるプラットフォームをご案内しています。
6. 熱中症応急セットによる発症時の対応
現場管理者携帯用と施工現場常備用の熱中症応急セットを準備し、体調不良者が発生した際、現場で応急処置を行えるようにしています。
報道関係者 お問い合わせ先
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