サステナブログ

大東建託グループのサステナブルなチャレンジ!~2023年~

2015年の今日、9月25日は、持続可能でより良い世界を目指す国際目標「SDGs」が国連加盟国の全会一致で採択され、制定された日です。制定から8年間、サステナブルな世界の実現に向けた取り組みが世界各国で推進されてきましたが、大東建託グループでもその例にもれず、さまざまなチャレンジを通して社会課題の解決やSDGsへの貢献に努めてきました。

今回のサステナブログでは、2023年4月以降に開始された”大東建託グループのサステナブルなチャレンジ“を一部ご紹介します!

チャレンジ01 RE100達成に向けてバイオマス発電事業に参入

大東建託は、2023年7月、間伐材を燃料にした朝来バイオマス発電所とbe材供給センターの事業譲渡契約を締結しました。
バイオマス発電とは、トウモロコシやサトウキビ、木材などの再生可能な生物由来の有機性資源を燃料として利用した発電方法のことで、再生可能エネルギーの1つとして注目されています。朝来バイオマス発電所では、これまで「地元の木」を利用した「木質バイオマス発電」を行ってきた経緯があり、市場に供給する建物の9割が木造という当社事業との親和性も高いことから、この度の事業譲渡契約締結に至りました。

木質バイオマス発電において、森林育成を目的とした間伐材や、植林を前提とし計画伐採された木材などを活用することは、育林・植林への間接的な貢献につながります。また構造材として活用できない根株や枝葉の活用は、豪雨災害や土砂災害の際に流出する林地残材を無くすことにもつながります。当社は、日本の森林資源を使った木質バイオマス発電により、森林保全・国内林業活性化に貢献するとともに、本発電所で発電した再生可能エネルギーを当社事業活動に利用することで、RE100※1の達成を目指します。
※1 企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的なイニシアティブ

朝来バイオマス発電所、 be材供給センター(俯瞰)

チャレンジ02 『ニューライズLCCM全国普及プロジェクト』が国土交通省「省CO2先導プロジェクト2023」事業に採択

2023年9月、大東建託が推進する「ニューライズLCCM※全国普及プロジェクト」が、国土交通省の「令和5年度サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導プロジェクト2023)」に採択されました。本事業は、住宅に関連するCO2排出量の削減や、住宅・建築物の市場価値向上、居住・執務環境の向上などを目指し、国土交通省が省エネ・省CO2にかかわる先導的な技術を導入した住宅・建築物のリーディングプロジェクトを支援するもので、当社の「ニューライズLCCM」に関わる普及プロジェクトは、2022年度に続き2回目の採択となりました。

LCCM(ライフサイクル・カーボンマイナス)住宅とは、建物の建築時、使用時、解体時のCO2排出量の削減と、太陽光発電など創エネルギーによるCO2排出量の削減効果で、建物の一生(ライフサイクル)におけるCO2の収支をマイナスにする住宅のことです。今後も同様の環境配慮型商品の開発・普及に取り組むことで、脱炭素社会の実現に貢献します。
※一般社団法人住宅・建築SDGs推進センターの登録商標

本プロジェクトで全国普及を促進する「ニューライズLCCM」外観イメージ

チャレンジ03 水害対策に特化した賃貸住宅「niimo(ニーモ)」 第1号棟が完成

大東建託は2022年3月より、水害対策に特化した防災配慮型賃貸住宅「ぼ・く・ラボ賃貸 niimo(ニーモ)」の販売を開始しました。その第1号棟が、2023年5月、神奈川県綾瀬市に完成しました。
ニーモは「いつもと、もしも、どっち『にも』対応したフェーズフリーな賃貸住宅」をコンセプトに、「備えない防災」を目指して開発された商品です。1階は浸水被害からの早期復旧を考慮した打ちっぱなしコンクリート※1仕上げのRC造(鉄筋コンクリート造)に、2階・3階に居住空間を集約させた木造とすることで、被災直後や復旧作業時でも入居者様が避難や退去をしないで済む、自宅での生活の継続可能性を高めた設計となっています。

また、災害には強いが環境負荷の高いRC造とするのではなく、RC造と木造の「混構造建築」とすることにより、災害にも環境にも配慮した商品となっています。
※1 タイルなどの仕上げを省き、型枠を外した状態のむき出しのコンクリートを仕上げとする手法(本商品では保護塗装を施工)

外観写真(正面)

チャレンジ04 入居者様ダイバーシティに向けた新たな取り組みを開始

2022年10月から2023年8月、大東建託グループ創業50周年に向けた取り組みの一環として、性志向や国籍、年齢などを問わず、すべての人が安心して暮らすことができる賃貸住宅の提供を目指すグループ横断プロジェクト「Open Room Project(オープンルームプロジェクト)〜十人十色の暮らしをサポート〜」を立ち上げ、入居者様ダイバーシティ推進に向けたさまざまな取り組みを検討・企画しました。このプロジェクトをきっかけに、2023年4月より、当社グループ管理建物への入居申込時の書類から、性別入力・記入項目を撤廃。2023年7月からは、シングルマザー・シングルファザーを対象としたこども見守り端末本体の無償提供を開始しています。さらに2023年度中には、身元引受人不在の外国人入居者様に向けた賃貸保証プランの新設など、入居者様ダイバーシティに向けた新たな取り組みを順次開始予定です。

本取り組みに対して届いた、入居者様からの喜びの声やお礼の言葉を糧に、今後も当社グループがマテリアリティ(重要課題)として定める「誰ひとり取り残さない社会の実現」に向けたさまざまな取り組みを展開していきます。

チャレンジ05 大東建託50周年記念商品「VISION MyTAG」の販売を開始

大東建託は、2023年5月、大東建託50周年記念新商品「VISION MyTAG(ビジョン マイタグ)」の販売を開始しました。「VISION MyTAG」は、学校法人多摩美術大学との産学共同研究によって開発された「賃貸住宅の常識・価値」の変革にチャレンジするプロトタイプ商品です。各住戸1階部分には、入居者様同士で趣味やライフスタイルを見せる・シェアできる広い玄関スペース「my spot(マイスポット)」を設けるなど、次世代の賃貸ユーザーとなる学生の視点・価値観が取り入れられたこれまでにない賃貸住宅商品となりました。

当社は同様の取り組みを通じて、DK SELECTが目指す「賃貸住宅による新しい価値提供」を推進するとともに、賃貸住宅を介したコミュニティの創出で、地域社会の活性化に貢献していきます。

外観イメージ/9戸プラン

事業を通して社会課題の解決に積極的にチャレンジします

今回は、SDGs達成への貢献にもつながる、当社グループのサステナブルなチャレンジを紹介しました。新型コロナウイルス感染症の流行や、異常気象による豪雨災害や台風が頻繁に発生するなど、ここ数年は多くの方が急速な社会変化・環境変化を体感する出来事が続きました。予測できない変化がさらに頻発するであろうこれからの時代においても、当社グループは変化をチャンスに変える「サステナビリティ経営」を推進することで、社会課題の解決と企業成長の両立を目指します!

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