【サステナビリティカタログ Vol,4】公明正大な企業経営で信頼される企業へ

サステナビリティカタログでは、「大東建託グループ ７つのマテリアリティ（重要課題）」をテーマに、大東建託グループが進めているサステナブルな取り組みを紹介しています。第4回となる今回のテーマは「企業統治（ガバナンス）」です。「誰もが成長しチャレンジできる企業」の実現のために、大東建託グループでは「チャレンジできる機会の提供」や、「チャレンジを促す職場環境の構築」を進めています。

大東建託では、賃貸住宅にかかわる最新情報やトレンドを金融機関様やお取引先様へ共有し、ともに業界の未来を考える機会として「賃貸フォーラム」を開催しています。13回目の開催となる賃貸フォーラム2022は、３年ぶりの対面開催で「SDGs×人生100年時代　－“木”をつくる、つかう、くらす－」をテーマに、基調講演やパネルディスカッションを行いました。本イベントを継続することで、企業活動に欠かせないステークホルダーエンゲージメント向上の機会とし、賃貸住宅業界全体の活性化に貢献していきます。

2021年より、従業員エンゲージメント調査を導入し、全国の支店や本社各部門の管理職主導による職場改善活動を実施しています。今後は全社的な施策も併せて展開することで、従業員が「入社して良かった」「活き活きと仕事ができる」と思えるような、働きがいと誇りをもてる職場環境づくりをさらに推進し、「夢や将来を託せる企業、誇れる企業」の実現を目指します。　

事業活動の継続にあたっては収益や成長を追求する一方で、コンプライアンスやサイバー攻撃、自然災害、資材価格の高騰など、多様なリスクが存在します。それらリスクを全社的に把握・管理していくために、「リスクマネジメント委員会」が設置されました。本委員会が中心となって、事業継続にかかわる重大なリスクの洗い出し、リスクに対して十分な対策が講じられているかの定期的な確認、必要に応じて改善の指示を行うなど、「グループ永続のためのリスク管理」を強化しています。

2020年12月、賃貸住宅オーナーを守ることを目的とした「サブリース法」の施行に合わせ、大東建託では、各種広告・広報物の見直しや、社内研修の実施、外部通報窓口の設置などの対応を行いました。その結果、法令違反の抑止や事業プロセスの見直しにつながっただけでなく、各種対応がメディアから取材されるなど、企業姿勢を社会に示す機会にもなりました。

広報部では、グループ各社の広報関連部門が集まり、各社の最新情報や広報ノウハウ・事例の共有を行う「グループ広報連絡会」を毎月開催しています。これにより、グループ会社間の円滑なコミュニケーション体制を構築し、グループ全体の広報力を強化することで、企業活動から生み出された価値を最大化、そして大東建託グループのブランド力向上を目指しています。

大東建託グループが展開する事業は多方面に及んでおり、１社のコンプライアンス違反がグループ全社に影響を及ぼす可能性も高まっています。グループ各社のリスク共有、管理・ルールの標準化や、コンプライアンス格差の是正などを目的とし、2022年４月より２ヶ月に１度「グループコンプライアンス連絡会議」を開催しています。本会議を通じて、グループ全体でのコンプライアンス意識の向上や体制の強化を図り、さまざまなリスクをはねのける強固な組織づくりを目指します。

大東建託グループでは、サステナビリティ経営推進の基礎となる「サステナビリティ基本方針」と、特に注力すべき７つのマテリアリティ※（重要課題）を特定しました。サステナビリティ基本方針に則した企業活動を通して、社会の持続可能性向上に貢献しながら、積極的な情報開示により、ステークホルダーのみなさまとのコミュニケーション強化を図っています。