サステナブログ
高校生が考える「社会課題を解決する賃貸住宅」のアイデアとは?~横浜市立南高校で企業講座を開催~
みなさん、ESDという言葉はご存じでしょうか?ESDとは、Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)の略で、持続可能な社会づくりの担い手を育てる教育のことを指します。
SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みは、多くの企業で活発化していますが、学校教育の現場においては、ESD推進の名のもと、SDGs達成に向けた取り組みに留まらず、SDGsの掲げる17全ての目標の実現に寄与する人材の育成が進められています。では、現代の学生は、どのようなESD教育を受けているのでしょうか…?
2022年11月12日、当社は、次世代のグローバルビジネスリーダーの育成を教育方針に掲げ、SDGsを積極的に取り入れた教育を進める横浜市立南高等学校(以下、南高校)の開催する「TRY&ACT企業講座」にゲスト講師として参加しました。高校1年生を対象とした本講座は2015年より開催されており、当社はSDGsが課題研究のテーマとなった2019年から、4年連続で参加しています。
今回のブログでは、今年の企業講座の様子をご紹介します!
SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みは、多くの企業で活発化していますが、学校教育の現場においては、ESD推進の名のもと、SDGs達成に向けた取り組みに留まらず、SDGsの掲げる17全ての目標の実現に寄与する人材の育成が進められています。では、現代の学生は、どのようなESD教育を受けているのでしょうか…?
2022年11月12日、当社は、次世代のグローバルビジネスリーダーの育成を教育方針に掲げ、SDGsを積極的に取り入れた教育を進める横浜市立南高等学校(以下、南高校)の開催する「TRY&ACT企業講座」にゲスト講師として参加しました。高校1年生を対象とした本講座は2015年より開催されており、当社はSDGsが課題研究のテーマとなった2019年から、4年連続で参加しています。
今回のブログでは、今年の企業講座の様子をご紹介します!
大東建託が賃貸住宅を建てる理由と、大東建託でのキャリアに迫る!
「なぜ大東建託グループは賃貸住宅を建てるのか」をテーマとした本講座は、当社の会社紹介からスタート。
人々の生活様式環境の変化やライフイベントなどを軸に、賃貸住宅が選ばれ続ける理由をご紹介しました。
人々の生活様式環境の変化やライフイベントなどを軸に、賃貸住宅が選ばれ続ける理由をご紹介しました。
また会社紹介パートでは、生徒のみなさんにあまり馴染みのない、会社の仕組みや当社の職種、講座参加社員のキャリアについてもご紹介。建築学科を卒業後、目標としていた施工管理部門に着任し現場経験を積んだ後、今は広報部で活躍している男性社員、一度就職してから海外留学を経て当社へ入社した中途入社の社員など、多様な経歴を持つ社員がいること、それらの多様な経験や学びが企業にとっての大きな力になることを説明しました。
進路を考え始める高校1年生。遊びであれ勉強であれ、たくさんの経験を積むことで、可能性の引き出しを増やしてほしいというメッセージが伝わったのではないかと思います。
進路を考え始める高校1年生。遊びであれ勉強であれ、たくさんの経験を積むことで、可能性の引き出しを増やしてほしいというメッセージが伝わったのではないかと思います。
賃貸住宅で社会貢献!?
会社紹介の後は、4~5人のグループで「社会課題を解決する賃貸住宅」のアイデアを自由に発想するワークショップを実施しました。
開始の合図とともに身を乗り出して話し合いを始め、次々とユニークなアイデアを生み出す生徒のみなさん。
そんな取り組み姿勢をみて、普段からSDGsや社会課題に対する意識を高く持ち、授業に臨んでいるのだなと感心しきりでした。
開始の合図とともに身を乗り出して話し合いを始め、次々とユニークなアイデアを生み出す生徒のみなさん。
そんな取り組み姿勢をみて、普段からSDGsや社会課題に対する意識を高く持ち、授業に臨んでいるのだなと感心しきりでした。
ワークショップの終盤では、各グループからそれぞれ3つずつアイデアを発表していただきました。
出揃ったアイデアに対して投票を行った結果、本年は「お風呂で寝てしまった時にアラートが鳴り、お湯が自動で抜かれることで、入浴中の溺死を防ぐ」というアイデアが見事ベストアイデアに輝きました!
参加した当社社員も「お風呂でよく寝ちゃう!これいい!!」と大絶賛するなど、大人には到底思いつかないアイデアに大盛り上がりのワークショップとなりました。
出揃ったアイデアに対して投票を行った結果、本年は「お風呂で寝てしまった時にアラートが鳴り、お湯が自動で抜かれることで、入浴中の溺死を防ぐ」というアイデアが見事ベストアイデアに輝きました!
参加した当社社員も「お風呂でよく寝ちゃう!これいい!!」と大絶賛するなど、大人には到底思いつかないアイデアに大盛り上がりのワークショップとなりました。
お風呂での睡眠や意識消失による事故は、高齢者はもとより、若い世代でも起こりうると言われています。
生徒自身も、テレビでの呼びかけをきっかけにアイデアを考えたとのことで、日頃のニュースや問題意識をすぐに応用できる思考力に、ESDの片鱗を垣間見ました。
他にも、高校生らしい学生視点のアイデアから、実現可能性の高いアイデアまで、ユニークなアイデアの数々に圧倒されっぱなしの1時間でした。
生徒自身も、テレビでの呼びかけをきっかけにアイデアを考えたとのことで、日頃のニュースや問題意識をすぐに応用できる思考力に、ESDの片鱗を垣間見ました。
他にも、高校生らしい学生視点のアイデアから、実現可能性の高いアイデアまで、ユニークなアイデアの数々に圧倒されっぱなしの1時間でした。
各グループのアイデアリスト
● Aグループ
・翻訳機能付きインターホンで外国人をサポート
・お風呂とトイレにブザーを付けてすぐに人を呼べるように!
・ブルーライトではない、いつでも模様替えが可能なデジタル壁紙
● Bグループ
・複数棟ある賃貸住宅の中心にコミュニティスペースを!
☆寝てしまったらアラートが鳴ったり、水が抜かれたりするお風呂
・備え付けルームランナーで、運動不足解消と自家発電
● Cグループ
・こどもやお年寄りでも取りやすい!紐や取っ手付きの可動式上部棚
・建物の脇に非常階段やのぼり棒を付けて、いつでも避難ができるように!
・オープンテラスに出し入れ可能な屋根を付ける
● Dグループ
・すべてのお風呂に手すりを付ける
・窓を三重にして、夏涼しく、冬温かく!
・自由自在に曇らせたり透明にできたりする、プライバシーと育児の見守りが両立できる壁
● Eグループ
・屋根にソーラーパネルを付けて、再生可能エネルギー創電
・階段をエスカレーターに!
・1日のノルマを満たすまで、上り続けなければならない階段で運動不足の解消と発電を!
・翻訳機能付きインターホンで外国人をサポート
・お風呂とトイレにブザーを付けてすぐに人を呼べるように!
・ブルーライトではない、いつでも模様替えが可能なデジタル壁紙
● Bグループ
・複数棟ある賃貸住宅の中心にコミュニティスペースを!
☆寝てしまったらアラートが鳴ったり、水が抜かれたりするお風呂
・備え付けルームランナーで、運動不足解消と自家発電
● Cグループ
・こどもやお年寄りでも取りやすい!紐や取っ手付きの可動式上部棚
・建物の脇に非常階段やのぼり棒を付けて、いつでも避難ができるように!
・オープンテラスに出し入れ可能な屋根を付ける
● Dグループ
・すべてのお風呂に手すりを付ける
・窓を三重にして、夏涼しく、冬温かく!
・自由自在に曇らせたり透明にできたりする、プライバシーと育児の見守りが両立できる壁
● Eグループ
・屋根にソーラーパネルを付けて、再生可能エネルギー創電
・階段をエスカレーターに!
・1日のノルマを満たすまで、上り続けなければならない階段で運動不足の解消と発電を!
最後に大東建託グループのGood Ideaを紹介!
最後に、生徒のみなさんに対抗して、当社の防災配慮型賃貸住宅「niimo(ニーモ)」をご紹介しました。
「niimo(ニーモ)」は、当社の防災プロジェクト“防災と暮らし研究室「ぼ・く・ラボ」”の取り組みの一環として開発された、水害対策に特化した賃貸住宅で、2.3階の広めのバルコニーは、1階浸水時にボートやヘリコプターなどの救助スペースとして活用できるなどの工夫が施されています。
実は、当日のワークショップでも「屋上をヘリポートにする」というアイデアが!生徒のみなさんが「あったらいいな」と思うアイデアを、実際の商品として紹介することができ、改めて自社商品に自信と誇りが持てる機会になりました。
こうして約2時間半にわたる企業講座が終了。
生徒のみなさんに「企業のSDGs貢献」を説明することを目的とした企業講座でしたが、生徒のみなさんからいただいたアイデアや質問を通して、当社がすべきサステナビリティ推進や、社員のキャリア・働き方について振り返る機会をいただいたと感じています。
本講座に参加いただいた生徒のみなさんが大人になった時、少しでも本講座での話を思い出してもらえたら、また就職活動の際に、大東建託のことを思い出してもらえたら、これ以上の喜びはありません・・・!
そんな近い将来、胸をはって「サステナビリティ先進企業」と自負できるよう、より一層のサステナビリティ経営推進を進めていきます。
「niimo(ニーモ)」は、当社の防災プロジェクト“防災と暮らし研究室「ぼ・く・ラボ」”の取り組みの一環として開発された、水害対策に特化した賃貸住宅で、2.3階の広めのバルコニーは、1階浸水時にボートやヘリコプターなどの救助スペースとして活用できるなどの工夫が施されています。
実は、当日のワークショップでも「屋上をヘリポートにする」というアイデアが!生徒のみなさんが「あったらいいな」と思うアイデアを、実際の商品として紹介することができ、改めて自社商品に自信と誇りが持てる機会になりました。
こうして約2時間半にわたる企業講座が終了。
生徒のみなさんに「企業のSDGs貢献」を説明することを目的とした企業講座でしたが、生徒のみなさんからいただいたアイデアや質問を通して、当社がすべきサステナビリティ推進や、社員のキャリア・働き方について振り返る機会をいただいたと感じています。
本講座に参加いただいた生徒のみなさんが大人になった時、少しでも本講座での話を思い出してもらえたら、また就職活動の際に、大東建託のことを思い出してもらえたら、これ以上の喜びはありません・・・!
そんな近い将来、胸をはって「サステナビリティ先進企業」と自負できるよう、より一層のサステナビリティ経営推進を進めていきます。