大東建託グループ DX人材育成開始!

DX推進部によるDX人材育成の取り組みをご紹介

技術・サービス

DX人材育成の背景

大東建託グループは、皆さまの「くらし」そのものを支えることのできる企業へと成長・変革することを目指しています。そして、これを実現するためには、変化していく社会環境や市場環境にも適応していく必要があると考えています。

急速にテクノロジーが進化するデジタル社会においては、ビジネスの変革をリードする『社内DX人材』の存在が欠かせません。
当社グループでは2021年度より自社事業や業務に精通している社員に対し、DX人材育成を目的としたリスキリング(※)の取り組みを開始しました。

※リスキリング … 新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること

大東建託グループの求めるDX人材像

DX戦略

大東建託グループでは、2021年に「DX戦略」を策定しました。
「DX戦略」は、強化すべき領域と進むべき方向性を定めた「3つの柱」 と、それを支えるための「基盤」で構成しており、DX人材とその育成は重要な基盤のひとつと捉えています。

<3つの柱>

  • デジタルで今までにない「生活支援サービス」をクリエイション
    デジタル技術を活用して、事業領域をさらに拡大し、今までにない新しい生活支援サービスを創出

  • デジタルで既存事業(コア事業・総合賃貸業)をトランスフォーメーション
    デジタル技術を活用して、「コア事業」のさらなる深化と、「総合賃貸業」領域の拡大・強化を図る

  • デジタルで社員の働き方をトランスフォーメーション
    デジタル技術を活用して、多様なワークスタイルの実現と、評価・報酬体系がマッチした真の「新しい働き方」を実現


<基盤>

  • DX人材の育成
    DX育成カリキュラムを通じて、DXをリードできる人材を育成

  • DX基盤の整備
    市民開発やデータ活用の民主化を推進し、 DX人材の活動を支援
    新規事業共通プラットフォーム等の環境を構築し、DXの推進スピードを向上

  • DX推進の情報発信
    ステークホルダーにDXの取り組みを発信し、活動を可視化することで企業価値の向上を図る

DX人材像

当社グループにおける『社内DX人材』は、『データからビジネスの抱える潜在的な課題を発見』、『デジタル技術を活用した解決策を発想』、『プロジェクトを牽引し改革を実現』といった3つの役割を持ち、DXを実現できる人材と考えています。

DX人材育成の取り組みについて

リスキリングによる『社内DX人材』の育成

『当社グループの業務・事業領域の知識』を有する社員が、DXやITの基礎知識、『データとデジタル技術の活用方法』を学ぶためのカリキュラムを受講しています。
2022年度までは、様々な企業のDX事例を学ぶDXセミナーと、実業務における課題の洗い出し手法を学ぶDXワークショップを開催し、主に推薦者・立候補者を対象としてリスキリングを進めてきました。
その後、DXの基礎を学ぶためのDX eラーニング導入やDXワークショップに課題解決テーマの追加といったカリキュラムの拡充を行いました。さらに、DXによる事業変革の中心となる本社所属の全マネジメント職、全リーダー職を対象に、リスキリングを進めています。

来年度以降も段階的に受講対象を拡大していく予定です。近い将来、 当社グループ全従業員が『社内DX人材』となり、組織風土そのものを変えていけるよう、取組みを進めています。

育成カリキュラムについて

「社内DX人材」育成の具体的なカリキュラムをご紹介します。

DX eラーニング
DX eラーニングとして、GLOBIS社が提供する『GLOBIS学び放題』を導入しています。

以下の7テーマに沿った研修動画を指定コースと設定し、DXやITについての基礎を知識を身に付けます。

①DX入門系 :DXの基礎知識と必要性
②マインド :社会的背景からみるDX人材の必要性
③プロジェクトマネジメント :DXプロジェクトの進め方と役割
④ビジネスデザイン :事業分析手法、ビジネスモデルキャンバス
⑤IT分野の基礎知識 :IT技術の種類、用語解説
⑥デジタル技術の基礎知識 :デジタル技術と世の中の導入事例
⑦データ分析 :データの相関関係、グラフの活用方法
DXワークショップ
『上級ワークショップ』・『ワークショップ』と、レベル分けをした2通りのワークショップを実施しています。
業務棚卸手法やデータ分析手法を学び、課題の洗い出しと、課題に対する具体的な実行策の計画立案や、ノーコードを活用した開発体験といった、課題をDX視点で解決するための実践的スキルを身に付けます。

<ワークショップ>
NTTコミュニケーションズ社、日立ソリューションズ社にご協力いただき、オリジナルのワークショップを実施しています。
①課題整理 :業務棚卸の手法を学び、担当業務を整理して課題を洗い出す。
②データ分析(初級) :基礎的なデータ分析手法を学び、担当業務の実データから課題を発見する。
③デジタル体験 :ノーコードを活用してデジタル化を実際に体験し、担当業務への適用を考える。
④アイデア発想 :上記①~③のテーマを通じて考えた内容で、DX視点の解決策を発想する。

<上級ワークショップ>
GLOBIS社にご協力いただき、オリジナルのワークショップを実施しています。
①データ分析(上級) :担当事業領域の実データを用いたデータ分析を行い、潜在的課題を発見する。
②対策立案、効果算出 :担当事業領域の課題について、問題解決の具体的な実行策の計画を立案し、実行による効果算出を行う。


DXセミナー  
様々な企業とコラボをした、オリジナルのDXセミナー動画を随時配信しています。当社グループの全従業員が視聴可能です。
各企業のDXの取り組み事例から、身近なDXを学ぶことができます。

▼現在配信中の動画
第1回 AWS流 DXのリアル ~DXとは何か?DXの基礎から学ぶ~
第2回 Oracle流 ~DXとは何か?DXの基礎から学ぶ~
第3回 ”BeyondCarrier”に向けたソフトバンクのDX
第4回 NEC 不動産業界における実例とDX
第5回 KDDIの事例に学ぶDX 不動産業界のDXとは?

認定制度の導入について

『社内DX人材』の育成カリキュラムを受講した社員を色分けするために、社内認定制度を策定しました。
育成カリキュラムの取組状況により、「DXビギナー」 、「DXブロンズ」 、「DXシルバー」 、「DXゴールド」の4段階の認定をしています。

社内認定制度を導入することで、DXに対する社員のモチベーションアップと、今後の『社内DX人材』の育成計画や、各社・各部門で推進するDXテーマに参画させるプロジェクトメンバーの選定にも役立てていく予定です。
当社グループでは、今後もDXの活性化を目指し、社内DX人材育成に力を入れて取り組んで参ります。

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