「大東建託グループみらい基金」の支援活動

社員有志や株主様からの寄付で地方創生などに寄与する活動や団体を支援 グループ社員を中心とした運営で支援団体や地域とのコミュニケーション促進を図る

サステナビリティ

大東建託グループでは、みらい基金の活動を通して「地方創生」「災害復興」に寄与する全国の活動・団体を支援しています。この基金は、東日本大震災の遺児支援を目的として、2012年5月に設立された「大東建託グループあしなが基金」から目的と名称を変更しました。基金に参加するグループ社員による積立金と、株主様からの寄付により成り立っており、毎年、社員による推薦で支援先を決定し、さまざまな団体の活動を支援しています。 全国で事業を行う大東建託グループにとって、元気で魅力あふれる街は欠かせません。今後もみらい基金の活動を通して、地域の皆さまと交流する機会を作り、活気あふれる街づくりに寄与していきます。

支援金贈呈式のようす 左:NPO法人STARS、右:NPO法人日本レスキュー協会

始まりは東日本大震災の震災遺児のための「あしなが基金」


みらい基金は、2012年5月に設立した「大東建託グループあしなが基金」から目的と名称を変更して2015年4月に誕生しました。大東建託グループあしなが基金は、東日本大震災による津波で保護者が死亡もしくは行方不明という困難に立ち向かっている子ども達に対して、「息の長い支援を続けていきたい」という被災地社員からの提言から設立されました。賛同した有志社員は毎月の給与から一定額を寄付し、集まった募金は当時、「あしなが育英会」が仙台・石巻・陸前高田で進める「東北レインボーハウス」などの震災遺児ケアを目的とした施設の建設資金や運営費として寄付しました。また、全国のオーナー様からも東北の子ども達を支援したいとお声があがり、同時に設立された「大東オーナー会あしなが基金」にも多くの寄付が集まり、総額で約3.4億円が両基金によって寄付されました。
 
「大東建託グループあしなが基金」はその後、当初の目的や役割を果たしたとして「大東建託グループみらい基金」に名称を2015年4月に変更し、支援の目的も「復興支援」だけでなく「地方創生」や「次世代支援」まで広げ、全国の非営利団体を対象に支援活動を新たに開始しました。

左:石巻レインボーハウス 右:仙台レインボーハウス

支援団体決定や基金運営は全国のグループ社員が中心となって実施

みらい基金では、目的や支援活動に賛同する有志社員が毎月の給与から1口200円、最大5口(1000円)を寄付しています。集まった募金の寄付先は、社員の推薦によって募集・決定するほか、運営も社員が中心となって行います。

大東建託グループみらい基金はグループ社員から立候補して選ばれた運営委員13名(今年度)によって運営しています。運営委員の主な役割は支援団体の決定と活動の報告・PRです。毎年11月に、支援したい団体を基金に参加している社員から募集します。運営委員は団体の活動内容や支援金の使途などを公平・公正に評価し、協議のうえ最終的な支援団体を決定します。その後も運営委員は、支援金目録の贈呈や支援団体の活動に参加し、団体がどのような取り組みをしているか、支援金がどのように使われているかなどをコーポレートサイトや社内ポータル・社内報などで社内外に報告・PRをしています。また、四半期に一度開かれる運営委員会では、近況報告や意見交換などを行い、より良い基金の運営について協議しています。このように、みらい基金は全国のグループ社員が中心となって運営することで、支援団体の活動への参加や地域の方々との交流を通じた社会貢献につながるコミュニケーション活動を促進しています。

社内報などで新たな支援団体を社員へ紹介

賛同する社員を増やして支援団体との交流を図りたい

今年度からは運営委員長となった大東建託唐津支店の笹栗さんは、みらい基金が発足した2015年から運営委員を務めています。長年にわたり地域の団体を支援するだけでなく、自身もその活動にボランティアとして参加しています。

笹栗 住んでいる地域で地道に長年活動されている団体や、支店で行っている地域貢献活動をきっかけに尊い活動をされていることを知った団体を「支援したい」と感じ、阿蘇グリーンストック、はぁとスペース、九州盲導犬協会などをみらい基金の支援先に推薦しました。

運営委員長を務める唐津支店の笹栗茂男さん

支援金贈呈式のようす(九州盲導犬協会)


笹栗
 さまざま活動を通して自治体から感謝状や表彰を頂いている団体が地域にはたくさんもありますので、小さなことから、ちょっとしたことから自分自身も社会に貢献する活動に皆さんと取り組めたらいいなと思います。コロナ禍の影響で対面できる機会が限られてしまい、このような団体への寄付額が減少している中、みらい基金に賛同する社員や株主のみなさんから届けられる助成金は大変喜ばれ、どの団体も大切に利用されています。その一方で、ボランティアスタッフの高齢化が進み、「人」の支援を欲している団体も多くなっているようです。ちょっとした支援で助かる活動もたくさんありますので、ぜひみなさんもボランティア活動に参加してしてほしいと思います。

今後は、みらい基金に賛同してくれる社員を増やしたいと考えています。そのために、各地域で活躍している団体と支店との交流を図りたいです。日頃からボランティア活動に参加している社員は少なくないはずですので、その人たちを紹介できるWEBサイトなどを立ち上げ、まずは交流を図っていきたいです。
 

大東建託グループみらい基金 概要

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