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様々な地盤に、多彩で高品質な基礎施工で対応

基礎〔RC造〕|建物の規模を問わず高品質を貫いた賃貸をつくる。

様々な地盤に、
多彩で高品質な基礎施工で対応

鉄筋コンクリート(RC)造の中・高層マンションを支える最適な提案

多くの人、家族が暮らしを営む賃貸住宅。その賃貸建物を安全に管理・運営する企業として、建物の基礎を設計する際には、様々な事に注意を払わなければなりません。人々が生活する上での不安要素に地震がありますが、その対策は建物を建築するにあたりとても重要です。建物の基礎や杭には地震の力を床・柱・梁・耐震壁で受け、基礎(杭)を通して固い地盤(支持層)へ伝える役割があります。それだけに綿密な地盤調査を行い、地盤の状態に合わせて様々な種類の基礎・杭の中から選定します。例えば「場所打ちコンクリート杭」という工法だけでも、地盤の支持層がある深さによってアースドリル、オールケーシング、リバースといった複数の工法があり、その中から地盤に合わせた最良の種類をご提案します(図1)。お客様の大切な土地が、どのような地盤であってもしっかりした基礎を築く。そのための施工方法の研究と技術開発を常に行っています。

摩擦力を発揮する『DK-SSパイル』

『DK-SSパイル(ディーケーエスエスパイル)』(図2)は大東建託が独自に開発した鋼管杭工法で国土交通大臣認定の工法です。建物規模は4階建て以下のRC造の建物を対象としています。この工法は鋼管杭の周りにセメントと水を練り合わせた「セメントミルク」を流し込むため、杭径がセメントの分太くなり大きな摩擦力が生まれます。これにより岩盤などの支持層に杭を到達させる工法に比べて、杭自体の摩擦力が高く、杭周面の摩擦力が期待できるような地盤であれば、より浅い深度で建物をしっかりと支えることができます。地盤の質によって基礎の構築が難しかった土地でもコストを軽減しながら、安全性の高いRC造の中層マンション(4F以下)を建設することができます。

開発室から、オーナー様へ

杭メーカーがターゲットとしている杭は岩盤のような明確な支持層まで杭を打ち込む仕様が多く、高層で重量が大きい建物を対象にしている傾向があります。一方で、当社が施工するRC造は4階建て程度の中規模も多いため、岩盤のような明確な支持層まで杭を打設するよりは砂層や粘性土層を支持層とし、杭周囲の摩擦力に期待する杭仕様もニーズに合っていると考えて開発に至っています。
DK-SSパイルは鋼管を圧入回転にて施工するため、排出土がほとんど出ず、産廃処理が必要無く環境にも優しい工法です。

大東建託株式会社 設計部
伊藤 朋

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