大東建託

環境への取り組み

Our focus - 脱炭素を実現する

再生可能エネルギー100%に向けて

事業所への再生可能エネルギー導入開始

2020年7月から、全国の636事業所において再生可能エネルギー電力の導入を順次開始しており、2020年8月末までに202事業所への導入が完了しています。今回の電力導入により、当社グループのCO2排出量は2017年度比で12.6%削減できる見込みとなり、「SBT1.5度水準※5」認定の温室効果ガス削減目標「2030年までに2017年度比でCO2排出量55%削減」の達成に大きく寄与します。

ROOFLAG(ルーフラッグ)も100%再生可能エネルギー

2020年6月にオープンしたROOFLAG(ルーフラッグ)賃貸住宅未来展示場では、RE100達成に向けた取り組みの一環として、施設で使用するすべての電力を、森林未利用材や製材端材、建廃木材を燃料とするバイオマス発電による再生可能エネルギーで賄っています。

ROOFLAG(ルーフラッグ)
建設現場への再エネ導入トライアルの実施

建設現場においても、再生可能エネルギーを使用する取り組みを推進しており、現在までに2現場において再生可能エネルギーによる賃貸建物の建設を試行しました。今後は、全社的な「再生可能エネルギー100%達成」に向けた取り組みに沿って、すべての建設現場における脱炭素化に向けた取り組みを推進していきます。

品川イーストワンタワーでの再生可能エネルギー供給を開始

2021年11月1日より、大東建託グループの本社ビル「品川イーストワンタワー※」で使用する電力に対し、再生可能エネルギーの導入を開始しました。
今回導入した再生可能エネルギーは、間伐材などの森林未利用材や製材端材、建設廃材を燃料とする国産木質バイオマス発電によるものです。
これにより、電力利用に由来する年間CO2排出量は、当社グループで約1,600トン、入居テナント企業様で約5,400トン削減できる見込みです。
本取り組みにより、当社と入居テナント企業様の事業活動における脱炭素化に寄与します。

品川イーストワンタワー

※ 品川イーストワンタワー
品川イーストワンタワーは、2017年3月、省エネルギーなど高い環境性能を備えた「グリーンビルディング」として『CASBEE不動産評価認証(建築環境総合性能評価システム)※2』の最上級である「Sランク」を取得しています。
※2「CASBEE®」は、財団法人建築環境・省エネルギー機構に設置された委員会によって開発された建築物の環境性能評価システムです。環境負荷の少ない資機材を使用するといった環境配慮や、室内の快適性・景観への配慮なども含めた、建物の品質を評価・認証しています。この認証では、5分野・21項目の評価項目を設け、建築物や街区、都市などに関わる環境性能を様々な視点から5段階で評価しています。

【環境性能として評価された主なポイント(オフィス/店舗)】
 ・ 共用部分の照明器具の大半をLED化
 ・ 熱源に地域冷暖房システムを採用
 ・ 節水器具を導入し、水使用量は最上位分類を達成
 ・ 厨房排水を中水としてトイレ用水へ再利用
 ・ 廃棄物抑制に向けた積極的な取り組み(各テナント)
 ・ 60m以上の高層建物として高い耐震性を有する
 ・ せん断降伏型制震デバイス2を使用(自然災害リスク対策)
 ・ 公共交通機関から徒歩2分(高い利便性)

バイオマス発電事業への参入

2023年7月に、兵庫県の「朝来バイオマス発電所」を事業譲渡により取得しました。さらに同年9月に本発電所の運営を行う「大東バイオエナジー株式会社」を設立し、2024年4月から発電所の稼働を開始しました。
同発電所では国内間伐材を燃料にして24時間安定した再生可能エネルギーの発電が可能です。森林循環型サイクルで、森林保全と国内林業活性化に貢献します。バイオマス発電事業への参入は、当社グループのRE100の目標(2040年までに事業活動で使用する電力の100%再生可能エネルギー化)達成に向けた施策の一つであり、発電所の再稼働により国内の再生可能エネルギー導入率は50%に達する見込みです。

バイオマス発電事業の大東バイオエナジー株式会社