大東建託

環境への取り組み

大東建託グループの環境保全の取り組み

大東建託グループでは2050年までを視野に入れた新・環境経営戦略(重要課題とビジョン・戦略・目標・施策参照)を策定しました。
この中核となる「DAITO環境ビジョン」の具体的な展開として、建築、暮らし、ごみ、企業、自然、人の6つの領域の取り組みを推進しています。

すべての廃棄物の循環を目指します。

建物の新築時や解体時に発生する廃棄木材の100%リサイクルを目指します。

全国の施工現場(建物の新築工事や解体工事)で発生する廃棄木材(木くず)をチップ化し、新築工事にて使用する建材や資材へリサイクルする独自の取り組みを推進しています。今後は木質系バイオマス発電の展開など新たな取り組みも積極的に推進し、すべての施工現場において発生する廃棄木材の100%リサイクルを目指します。

施工現場や資材加工時における産業廃棄物排出量の少ない工法・技術の開発・導入を進めます。

施工現場や資材加工時における産業廃棄物排出量の削減のため、廃棄物の発生抑制の取り組みを推進すると同時に、今後のさらなる削減に向けて、新たな取り組みの開発・導入を進めています。

建築木材のプレカット

当社グループの主力である2×4工法は、木材のロスの少ない割り付けを設計段階から本社にて管理しており、全国各地の提携パネル工場で可能な限り「パネル化」と「プレカット」を行う体制を構築しました。また、在来木造に近い工法として、工場にて一括でプレカットした木材を施工現場で金物接合するオリジナルの「エコプレカット工法」を開発し、商品展開しています。これにより、効率的な木材利用と施工現場における木くずの発生抑制につながりました。今後も、土台などプレカットを行う建築木材の割合を段階的に増やしていき、全国の現場での木くずの発生抑制に取り組んでいきます。

建築木材のプレカット
内装階段材のプレカット

当社グループのアパート商品は長屋が主力であるため、内部階段の採用率が高く、施工の手間と産業廃棄物削減のために、工場にて一括でプレカットを行うオリジナルのスキームを導入しています。これにより、効率的な木材の利用と施工現場における木くずの発生抑制につながりました。今後も、プレカット未対応の階段材へのプレカット導入を段階的に進め、全国の現場での木くずの発生抑制に取り組んでいきます。

内装階段材のプレカット
プレカット階段の採用にあたってのモックアップ検証状況
断熱材の適正サイズ化

壁体内部などで使用する断熱材は通常、施工現場でカットを行っていました。そこで予め当社グループオリジナルの2×4工法の仕様に合わせた適正サイズをメーカーに特注で製作。施工現場におけるカットが不要となり、産業廃棄物の発生抑制につながっています。今後は、断熱材以外の資材についても、適正サイズ化を段階的に進め、全国の現場での産業廃棄物の発生抑制に取り組んでいきます。

海外輸入資材のパレットの段ボール化

海外から輸入している屋根材などはパレットに載せてコンテナ入港され、「通関~保管~配送~現場納品」されますが、パレットは通常、現場で木くずとして廃棄物処理されていました。このパレットを段ボール材に変えることにより、施工現場では古紙として再利用に回収することが可能となり、産業廃棄物の発生抑制につながっています。今後は、海外輸入資材に限らず、国内資材のパレットについても、段ボールなど産業廃棄物の発生が少ないパレットへの移行を検討し、段階的な導入を進め、全国の現場での産業廃棄物の発生抑制に取り組んでいきます。

段ボール製パレット
段ボール製パレット
段ボール製パレット
外壁材(サイディング)のプレカット

当社グループと取引のあるサイディングメーカーの協力のもと、サイディングの最適な割り付けを全国に情報開示することによりロス率を抑える取り組みとともに、現場で実測したデータを用いてサイディングをプレカットして現場に納入する仕組みのトライアルを2020年8月から開始しています。
トライアルで問題点、改善点を洗い出し、全国展開につなげていくことにより、今後のさらなる効率的な木材の利用と施工現場における木くずの発生抑制につなげていきます。

下地材(パーティクルボード)としてリサイクル材を活用

壁・床・屋根の下地材(パーティクルボード)として、当社グループ現場から排出される「ランバー材」や「木質建材」などの産業廃棄物を再利用して製造するオリジナルのリサイクル材(リサイクル・パーティクルボード)を開発し、運用を実施。今後、実用化させ、現場から排出される木質系の産業廃棄物の発生抑制につなげていきます。

パーティクルボードの採用にあたってのモックアップ検証状況
パーティクルボードの採用にあたってのモックアップ検証状況
柱材(スタッド材)として国産杉の集成材の活用

通常の国産杉の原木のサイズは、2×4工法の柱材(スタッド材)のサイズと一致しないため、端材が多く発生し廃棄するケースが大半でした。その廃棄する木材を有効活用するために、長さ方向に接着させた「フィンガージョイント材」(短尺材・端材から長尺材を製造する)を採用し、運用を行っています。今後、2×6材もJAS認定を取得し、木材加工時の廃材の発生抑制をさらに拡大していきます。

国産杉のフィンガージョイントでJAS認定を取得
国産杉のフィンガージョイントでJAS認定を取得
大型資材の梱包材の見直し

大型資材(キッチン・洗面化粧台・下駄箱・エアコンなど)を施工現場に搬入する際の梱包材について、各メーカーの協力のもと、サイズの見直し(最適・最小化)を随時行っています。これにより、施工現場で排出される梱包材由来の産業廃棄物の発生抑制につながっており、今後もこれら独自の取り組みを積極的に開発・推進することにより、施工現場における廃棄物排出の抑制に努めていきます。

全面段ボール養生を廃止し、最小限に
全面段ボール養生を廃止し、最小限に

廃プラスチック排出による環境負荷低減に向けて、リデュースとリサイクルを推進します。

全国の施工現場(建物の新築や解体)で発生する廃棄プラスチックについて、産業廃棄物処理業者と共同で、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクルを推進し、リサイクル率の向上に努めています。また、資材や梱包材などにおいて、プラスチックの代替品の導入を検討しており、プラスチック投入量そのものを削減する取り組みを推進しています。
当社グループは住宅供給戸数「66,429戸」と全国No.1の規模であり、年間多数の建設工事を全国にて展開しています。現場での一つひとつの取り組みは、全国での廃プラスチックの3R(省資源、再利用、再資源)促進に大きな影響を与えると考えています。