今回のプロジェクト・設計は、防災をガチガチに固めて、強く守ってくれるものと捉えるのではなく、
普段過ごすうえでのコミュニティに目を向けた提案となっています。

コロナ禍となり対面を極力避ける、直接会わないことが当たり前になってしまっている現状に
目を背けてはいけないと思います。

この生活はコロナが終息しても元には、戻らない可能性が高いと思います。

会議も飲み会も全てオンラインとなり気づいたときにはみんな重要なものを失っているのではないでしょうか。

コミュニティは、防災を考えるうえで重要なポイントです。

今回の設計・賃貸住宅は防災対策もしながらコミュニティについても配慮しているという、
防災一辺倒ではないコミュニティにも目を向けた価値がある提案だと思います。

ハードだけでは実現できないこと…建てて終わりではない大東建託のサポート、
防災啓発の様々な仕掛けなど、ソフトも合わせたハイブリットで効果の高いものになることを願っています。

防災は細く長くでもいいのでやり続けることが大切です。

環境問題もコミュニティも防災も全てバラバラに対応せず一つのものとして捉え、やりつづけていただきたいし、
その協力を全力でしていきたいと思います。