COLLABORATION

一級建築士事務所 Eureka 稲垣 淳哉 氏

「  大東建託のように全国に広がる住宅こそ、災害がどこで起きるかわからない今、どう備えるかが重要だと考えます。  」

私が関わっている設計のプロジェクトは、国内のある固有の場所ですが
大東建託の賃貸住宅は、1つのコンセプトが全国に広がり、
社会への影響力も大きいと感じています。
建築家としてこのようなプロジェクトにかかわることは
社会に対する務めや大きな責任を改めて考える機会になりました。
また、膨大な賃貸住宅の管理実績に基づく
災害時の物件被災データへアクセスできるプラットホームは、
適切な災害対策の根拠を欲する設計者にとって、重要な知見になります。

被災データを駆使しながら、今まで打ち破れなかった部分を一緒に考えることで
新しく気付くことがあるのではないかと、手ごたえを感じ、
そこに協力することはすごく意義があると感じました。

改めて考えると、賃貸住宅は民間の個人オーナーが持つ資産ですが、
その広がりや影響の大きさから、社会的資産・インフラと言えます。
どう作られるかが地域社会にとっても重要なことだと思います。

Profile
受賞歴
Eureka HP

Eureka実作における、自然災害に対するレジリエンスデザイン

Dragon Court Village

愛知県岡崎市/木造2階/9戸の賃貸集合住宅

Dragon Court Village

2008年のゲリラ豪雨で敷地擁壁が崩壊、建替えが余儀なくされ、近年増加する水害や温暖化に対して寛容な住まいのあり方を考えた。敷地は車社会の広がる郊外住宅地。隣地と余白を共有し、地域・環境へと開かれた住宅群を目指した。風環境シミュレーションにより、屋外に風の流れる、快適なスペースを設けている。住宅群を支える木のフレームは、外部に関わるきっかけをつくり、住まい手が軒下の屋外住環境を自ら調整するためのものでもある。1階には小さな離れ(アネックス)を複数設け、生活の変化や来客を受け容れる。生活が屋外・他者へと開かれ、さらには路地、地域にまで展開されることを意図した。

Movie

Silver Water Cabin

福井県/木造2階/個人住宅

Silver Water Cabin

敷地は多雪地域にあり、九頭竜川に至近で、水害リスクが存在するエリアである。建主は医療従事者であり、緊急時に迅速な病院出勤が求められる。建主のパーソナリティから導かれた公衆衛生や気象災害に応じた建築のレジリエンスをテーマとし、計画を行った。積雪や洪水に備えるため、コンクリート基礎を地盤面+1.2Mの高さに立ち上げている。道路側はピロティとし、積雪期間の車の出入りや屋外での生活に配慮。屋内は間仕切りのない大きな一室空間としスキップフロアとすることで1階と2階がひとつながりの空間となっている。二つの天窓と傘状の反射天井を組み合わせ、空間全体に光が行き渡るように計画した。

Movie

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(土日・祝日・夏季・年末年始の休業日は除く)

「 ぼ・く・ラボ 」×「 賃貸住宅 」とは?

いつ来るかわからないからこそ「いつも通りの暮らし」が備えになる賃貸住宅を。

近年、大型の自然災害が頻発していることもあり、人々の防災に対する意識は少しずつ変わりはじめています。
また、災害が重ねて起こる重複災害・感染症対応など避難のあり方もアップデートされ続けています。
災害備蓄においては、いつも食べているものを非常食にするローリングストック法。避難においては、避難所に行かない在宅避難など、
「日々の生活の中で備える」ということが大切になってきています。
住まいにおいては、普段どおりの楽しい暮らしの中にそっと寄り添った災害への「備え・対策」のハード、
いざという時に助け合いができる周りの人とのコミュニケーションとなるソフトの両方で
「新しい賃貸住宅のカタチ」を考えることが重要だと思います。
そこで、大東建託グループの取組である防災に配慮した賃貸住宅として
「防災と暮らし研究室「ぼ・く・ラボ」」メンバーに建築家の方を交え、
防災に配慮した賃貸住宅として『建築家コラボシリーズ第3弾』が始まります。

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取り組みへの想い

地域防災として

現在全国にある大東建託の拠点を「ぼ・く・ラボステーション」とし、
いざという時に集える防災拠点として、2022年3月末までに36拠点の設置が完了します。
ぼ・く・ラボ賃貸住宅「ニーモ」は、「ぼ・く・ラボステーション」の
サテライトステーションとして機能し、災害時に共助として活躍する仕組みを構築していく予定です。

SDGsとして

当社グループは、賃貸住宅の「資産価値向上と社会課題解決の両立」を
重要課題(マテリアリティ)の1つとして掲げています。
今後も主力事業である賃貸住宅事業を通して、環境配慮型住宅の積極的な提案・供給や、
再生可能エネルギー事業の拡大などを進めることで、
脱炭素社会の実現や社会の再生可能エネルギー比率向上に貢献し、
当社グループと社会の持続可能性向上を目指します。

取り組みへの想い
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