入社当時から変わらず、
ずっと男女平等。

働きながら夜間に専門学校に通い、
建築士の資格を取得。
住宅メーカー、設計事務所を経て、2006年に入社。
高校生、大学生、社会人になった3人の娘を育て上げ、
会社でも部下を母親のような目線で見守るママさん管理職。

北條 さゆり HOUJOU SAYURI

目黒支店

設計課

課長

< 利用制度 >

  • 在宅勤務
  • フレックス
  • 有給休暇

※ライフイベントに合わせた福利厚生制度はこちら

資格が生かせて、土日は休み。
一人親でも娘と過ごせました。

住宅メーカー、設計事務所を経て、2006年に大東建託に入社しました。実家がリフォーム会社を営んでおり、子どもの頃から家に置いてあったインテリア雑誌を見ていたので、建築の世界に興味を持ちました。しかし、当時の世の中には「女性が建築なんて」という風潮がまだあり、父からも「苦労するからやめた方がいい」と猛反対されました。当初は会計監査法人に勤めましたが、やはり建築の道への思いを捨てきれず、働きながら夜間に専門学校に通って建築の勉強をし、住宅メーカーに転職後に建築士の資格も取得しました。結婚を機に退社した後は出産、子育てをしながら自宅の近所の設計事務所で働いていました。

しかし、当時はどこも女性の給与は低く、私立の学校に進学することになった長女の学費や高齢になった両親と住むために二世帯住宅のローンを組んだことをきっかけに、大東建託に入社しました。決め手は、設計の資格が生かせ、きちんとした給与がもらえ、土日はしっかり休みが取れること。一番驚いたのが、男女の差別が全くないことでした。住宅メーカーの時は、女性はお茶くみ要員扱いでしたし、男性社員と給与体系も異なり、いくら努力しても収入格差は広がる一方でした。しかし、大東建託は、女性社員の数こそ少なかったですが、性別を理由に仕事が任されないことなどもなく、昇給も男女平等。すごくいい会社だと思いました。入社後に離婚してシングルマザーになりましたが、土日休みのため、3人の娘と一緒に過ごす時間が作れたことも、後々とても助かりました。

育児や介護の支援が充実し、
働きやすさがさらにアップ。

現在は支店の設計課の課長として、物件を設計する建築士の取りまとめをしています。今は私が設計を担当することはほとんどありませんが、営業担当者と物件のプランや工事の進め方を打ち合わせ、課のメンバーに設計を割り振り、上がってきた図面のチェックなどの業務を行っています。管理職になってからまだ日が浅いのですが、設計担当の時は自分の仕事だけで手いっぱいでしたが、他部署とも協力しながらワンチームで一つの建物を建てる現在の業務に今までとは異なるやりがいを感じています。新たなことにチャレンジして、視野も広がったように思います。

当社はもともと女性が働きやすい会社でしたが、私のように管理職になる者も増えていますし、女性社員の比率は年々上昇しています。女性が職場で相談しにくいなど、孤独を感じることも少なくなっているように思います。今では会社から率先して有給休暇を取得するよう促しますし、産前産後休業、育児短時間勤務など女性がずっと働き続けることができるバックアップ体制が整っています。男性社員の育児休業だけでなく、介護休業なども認めています。男女問わず働きやすさは格段に上がっていると思います。やはり長い人生の中で、子育てや介護などをしながら働かなければならない期間は必ず起こります。その時に退職するのではなく、助け合い支え合いながら、ゆっくりと働く選択肢は絶対に必要です。

もっと働きやすい会社にしたい。
社会に出た娘を見て改めて思うこと。

私が社会に出た30年ほど前は、女性が働きながら出産・子育てをするのは本当に大変でした。私の場合は、娘たちが小さい時は急に熱を出すこともありましたが、幸いにも学校に上がる頃にはケガや病気もなく、毎年皆勤賞のとても丈夫な子供に育ってくれました。同じ敷地に住む両親を頼ることもでき、すごく助けられました。すでに長女は社会人として働き始め、次女は大学生、三女は高校生になり、親としてはもう一踏ん張りといったところです。

娘たちが社会に出るようになり、最近は改めて、より働きやすい会社にしていきたいという思いが強くなりました。設計課の管理職としては、若手社員はまず建築士の資格を取得しなければならないので、仕事に加えて勉強の時間も必要です。私も夜学に通って資格を取るのに苦労したので、出来る限りのバックアップをしたい。また、ちょっとした目標管理で昇進できる中堅社員も多いので、その後押しもしたいですね。欲を言えば、プライベートも充実させてほしいと思っています。仕事は大事ですが、家族や友人を大切にしてほしいし、趣味も楽しんでほしい。同じことをいつも娘たちに言っているので、部下に対しても母親のような目線になってしまうんですよね(笑)。