東京都
都心の高低差を利用した、立体デザイン
都心でも個の時間を大切にし、気持ちを開放できる住まい。
都心に住む人・敷地の『個性』を暮らしと街にどのように反映させられるかをオーナーと共に考えた長屋+共同住宅の賃貸住宅。
多様化する暮らしと感性に応えたプラン・インテリアを複数組み合わせた住空間と、敷地の高低差を利用した配置計画により、都会の喧噪の中でも心地よいと感じられる住まいを目指しました。
「多くの人が生活する都心において、静かだが開放的な暮らしを提供したい」というオーナーの想いを託されたのが、細い路地の先にある周囲を中層建築で囲まれた敷地でした。
周辺には芸能人や官庁に務める独身など、忙しくプライバシーを重視している人や、隠れ家的に部屋を借りる人も珍しくない。『地域との関わりや個性を表現できる住まい』というよりは、『個の時間、気持ちを開放できる住まい』を目指した賃貸住宅となりました。
13種の多彩な住戸プランが合わさった立体的デザイン
13種類の多彩な住戸プランを立体的に組み上げることで『都心の個性』が重なり合う(さま)を表現。路地からはカーテンウォールの階段室のみが見え、閉じた敷地に対する開いた空間が迎え入れます。
接道長による特殊建築物の床面積制限により、長屋+共同住宅としています。
5層の建築に対し、3層分の玄関とし、EVを計画はなく、土地を限界まで有効活用し、賃貸事業の可能性を考えたプランとなりました。
物件概要
所在地 | 東京都千代田区 |
---|---|
竣工 | 2020年 |
用途地域 | 第一種住居地域 |
敷地面積 | 400.91㎡(121.28坪) |
施工床面積 | 892.61㎡ |
概要 | 4階+地下1階 |
---|---|
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
間取り | 1K、1LDK、2LDK |
住戸数 | 16戸 |