子供の頃から形に残るものを作る仕事に就きたいと思っていました。大東建託に入社して15年。木造2×4工法を主体に、鉄筋コンクリート造や鉄骨造などいろんな構造の建築に携わってきました。現場管理の仕事は、安全管理・品質管理・工程管理・原価管理の4つから成り、着工から完成までのすべてを一元管理するため、業務内容は多岐に渡ります。間違いが許されない仕事であり、壁の位置や天井の高さが図面通りか随時確認し、万が一高さなどがずれた際にはすぐにやり直すなど、管理を徹底しています。
工事のベースとなるのは安全管理です。安全第一という言葉の通り、安全あっての品質だと考えますので、近隣の方や作業員に危険が及ばないよう予知し、危険を未然に防ぐよう努めています。また、騒音や振動はどうしても出るため、工事の1ヶ月前から1週間前にはご近隣の方へご挨拶し、しっかりコミュニケーションをとるところからはじめます。建物は完成してからもずっと残るものなので、多い時には100軒近くに上るご近隣様と真摯に向き合い、できるだけ良好な関係を築けるよう心がけています。かつてクレームをいただいていたご近隣様から、最終的には感謝いただいた上で工事を完成できた体験は忘れられない思い出ですね。
建物外部がきれいであることは当然ですが、見えない部分の品質まで保つことが現場監督の責務です。お客様からお預かりした大切な資産ですので、もともとの価値を損なうことなく、さらに良いものとしてお返しするためには、監督としての知識と経験が問われると感じます。たとえば品質管理では300項目を超える検査項目を設けているのですが、これはあくまでも最低ライン。過去の経験や失敗を活かし、ニュースなどにもアンテナを張り、チェック項目をさらに足し上げることでより厳しく管理しています。より行き届いた管理を提供できるよう、監督の仕事を志す仲間が増えてくれると嬉しいですね。