ARCHITECTS つくり手の想い

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あらゆる自然現象から、安全と安心を守り抜く仕事。

構造エンジニア 伊藤 朋 技術監理部技術課

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地球のあらゆる自然現象を想定する。

建築設計には、意匠設計・構造設計・設備設計の3種類があり、私が担当している構造設計が担うのは、ふだんみなさんが目にすることのない建物の土台と骨組みの設計です。大切な建物・人命・財産をしっかり守れるよう、安全性・快適性を満たす構造が求められます。そのためには地球上の重力、風、地震や台風といった災害など、あらゆる自然現象を想定することが重要です。平常時も、災害時も、どんな状況下でも安全であり、安心と感じられる構造を作るのが私たちの使命だと考えていますので、みなさんからは「認識されないのが正解」な仕事だと思います。

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品質担保しつつ作業効率化できる基礎AIシステムを開発。

当社が取り扱っている2階建ての木造住宅は、もともと規格が決まっているのですが、実際に建てる土地の地盤は地域によって異なりますので、通常は現地の調査データを基に数値的な根拠で設計を行います。しかし、構造が専門分野ではない設計者に対して、構造の基礎をつぶさに伝えるのが難しい。そこで、当社のこれまでの建築を通じて蓄積した膨大な数値的根拠を利用した基礎AIシステムを開発。建物品質を担保しながら、作業の効率化に貢献しています。今後も、建築の従事者が一から技術的な積み上げを行わずとも品質を担保できる仕組みを作りたいですね。

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頻発する災害と対峙しつつ、賃貸住宅の可能性を広げたい。

あらゆる災害を想定した上で、それらの災害に耐えられる構造の設計が求められますが、近年の異常気象の状況を見ていると、人の想像が及ばない自然現象も起こり得ることに歯痒さを感じます。安全とコストの折り合いをつけながら、日々の業務に取り組んでいます。また、昨今ではコロナ禍を経て、リモートワークという新しいスタイルが定着するなど、働く環境もさまざまに変化しています。これまでは利便性の良い立地が重視されましたが、今後は自然環境の良い立地が選ばれるなど、お客様のニーズも変わっていくかもしれません。「住みたいところに住む」というライフスタイルに寄り添える賃貸住宅の可能性は、ますます自由に広がると楽しみにしています。

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