木には音の跳ね返りを抑えてくれる効果もあり、内装デザインに木を用いることで、声や足音などの音を包み込み、耳当たりのよい音にしてくれます。
木の葉は目にやさしいだけでなく環境音をやわらげ、人が不快に感じる音を吸収する効果があります。植栽は快適な音環境づくりにも大きく役立ちます。
葉擦れの音やドアがしまる音など、くらしのなかにはさまざまな音が存在します。ともすれば「騒音」と感じられますが、木の壁や麻の床材などによってその音態(おとざま)を調律、やわらかく心地のよい、生活を彩る「音の風景」へと転換します。