
ライフステージの変化とお引っ越し
20代・30代のカップル、家族のみなさん、
引っ越しについて、どうお考えですか?
あなたは今までに、何回引っ越しをしましたか? 片手じゃ足りない、という人も多いと思います。例えば、進学、就職、結婚、出産、あるいは気分やライフスタイルを変えたくて…などなど。多くの人にとって、人生に何回かは「引っ越し」を考えるタイミングがあるでしょう。学生時代の身軽で気軽な引っ越しはさておき、家族を持ってからの引っ越しは、けっこう重いテーマです。
未来の賃貸住宅を「家族」という視点で探る「家族のカタチラボ」では、住まい選びと密接な関係にある引っ越しについてみなさんの意識をリサーチしてみました。
「転機」には「転居」。
ライフステージごとに決断している!?
賃貸住宅に住む25~39歳のカップル(夫婦)や家族を対象にした調査によると、現在の住居に引っ越したタイミングとして最も多いのは、「結婚」です。単純に1人が2人になるというだけでなく、間取りを考えたり家具を選んだり、2人の趣味や好みをすりあわせて、新しい住まいをつくっていくのは楽しいことですね。人生の転機という意味では、妊娠、出産も同じく、引っ越しの大きなきっかけになっています。
転勤や住まいに対する不満などの理由で仕方なく引っ越すこともありますが、シングルからカップル、家族へとライフステージが上がっていくのに合わせて、「ちょうどいい」を求めて器を変える必要が出てくるのでしょう。
「変えられない」のが賃貸住宅、
という常識
ヤドカリは体の成長に合わせて貝殻を変えていくそうですが、家族の引っ越し事情も、それと少し似ていますね。たとえば、子供が成長してきてもっと部屋数が必要だとか、ゲストを迎えたり、趣味に没頭したりする場所が欲しいたとか、そんなニーズに住居が応えられなくなる。賃貸住宅の場合、リフォームはもちろん、棚の移動といった設備変更の自由度が持ち家に比べると低く、そこに不満を持つ人もいます。
※自社調べ
賃貸住宅は住み替え(引っ越し)によって、環境をダイナミックに変えられる自由さがある一方で、そこが気に入って住み続けたくても、何かしらの事情が許してくれないケースがある、というのが一般的な認識と言えるでしょう。
気に入った土地に気に入った部屋を見つけても、いつかは他の部屋を探さなければいけない。リフレッシュという意味では引っ越しは賃貸住宅に住むメリットかもしれませんが、その部屋が気に入れば気に入るほど、腰は重たくなってきます。果たして、賃貸住宅に住む家族にとって、引っ越しはマストなのでしょうか?