
オーナー様の土地やご家族を大事に想う気持ちや
大東建託を選んでいただいた理由など
お話していただきました。

祖父の世代から賃貸経営を行っていたのですが、火災により建物が焼失してしまって、1棟を残してその他は手付かずの状態だったんです。将来の相続のことも考え土地活用に本腰を入れるべく当時のメインバンクに相談し、計画を提案してもらいました。しかし、提案された内容には納得がいかず困っていたところ、当時バイク仲間だった隣人が実は大東建託に転職されたということを聞き、ひょんなことから事業計画のプランニングをお願いすることになったんです。営業の担当者や現場監督の人柄に惚れ込み、最初は事業に反対していた父も最終的には快く納得してもらえましたね。建物が出来上がる様子を楽しそうに眺めていましたよ。
建物で特にこだわったのは、外観です。見た目が印象に残らない事には、高い入居率を維持できないというのが私の持論でして、担当者の方といろいろな建物を見ました。
また、色にもこだわりたいと思い、メキシコのサンタフェ地方の建物の資料を担当者の方に取り寄せてもらいました。外壁の色や塗装の方法などを細かく相談し、納得のいく、個性的なものとなりました。
マンションの名前は、スペイン語で「たぬきの家」としました。このエリアは、昔から「狸伝説」も残っていましたのでそれにちなんでいます。たぬきのシルエット看板の前で、入居者様のご家族が記念撮影されている様子を見ると、嬉しくなりますね。

代々受け継いだこの土地を、次世代へ引き継ぎ活かしていくために、現在建設中の賃貸住宅を含めて、いずれは、私の長男へと事業継承していこうと考えています。私は賃貸住宅の外観に個性を求めるタイプですが、長男は個性的なデザインよりも万人受けするデザインを好むので、たまに酒を飲みながら、互いの賃貸経営論を戦わせることもあるんですよ(笑)これまでの経験で蓄積したノウハウも含めて、この土地に刻まれてきた一家代々の歩みと想いを、責任を持ってしっかり引き継いでいきたいです。

私は祖父母、両親、兄弟、子供たちと大人数で生活してきました。各世代間には時代、精神、身体、さらには個人の嗜好など、様々な違いがあります。それらに寄り添い、対応することが大事だと考えています。いろんな意味で「つないでいく、伝えていく」ということは相手を思いやることであり、はじめて良い関係ができ、良い建物、未来に繋がっていくのだと思います。
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- 構造
- 鉄筋コンクリート(RC)造
7階建 - 住戸数
- 42戸
- 竣工
- 2018年7月
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- 構造
- 鉄筋コンクリート(RC)造
5階建 - 住戸数
- 42戸
- 竣工
- 2022年3月