防災を考える -つなぐ・はぐくむ・創造する-

自然災害が多発するいま、大東建託が取り組む「地域とつながる防災」とは?

サステナビリティ

1923年(大正12年)の9月1日、関東地方にマグニチュード7.9の大地震、「関東大震災」が発生しました。 膨大な数に上る死者・行方不明者が出たこの地震を教訓にし、災害への心構えを忘れないよう1960年(昭和35年)に制定されたのが防災の日です。地震や台風、豪雨や津波… 天災はいつどこで起こるかわかりません。私たちひとり一人が、自分のこととして当事者意識を持ち、災害への備えを進めていくことが重要です。
今回は「つなぐ」「はぐくむ」「創造する」の3つの観点から、大東建託が地域とともに進める防災の取り組みをご紹介します。


 「防災に関する意識調査」 危機意識の高まりは9割超

昨今頻発化している自然災害や新型コロナウイルスの拡大を受けて、防災に対する意識はどのように変化しているのでしょうか。セコム株式会社の「防災に関する意識調査」によると、今後の災害増加や被害拡大の可能性の有無について、2021年には「どちらかといえばそのように思う(54.8%)」「そのように思う(35.8%)」の合計が90.6%と、災害の増加や被害の拡大を懸念する人の割合が2012年の調査開始からはじめて9割を超えました。こうした危機意識の高まりに対し、大東建託が展開する「これからの防災と暮らしのあり方」について紹介します。
「ぼ・く・ラボステーション」の推進
災害時、賃貸住宅で暮らす人々の「地域とのつながり」の不足による孤立は、可視化されにくい課題です。大東建託グループでは2018年より、防災と暮らし研究室「ぼ・く・ラボ」を立ち上げ、賃貸住宅の入居者様、そして地域住民の方がいざという時に集まれる場所として、大東建託の事業所を防災拠点化した「ぼ・く・ラボステーション」を設置しています。現在ある36の拠点に加え、今年はいわき、岡山東、熊本に新たな拠点を追加し、ネットワークを広げます。ぼ・く・ラボのホームページでは、全国のぼ・く・ラボステーションの紹介をしており、近所のぼ・く・ラボステーションはどこか、またどのような防災備品を備えているのか確認できるようになっています。ぜひチェックしてみてください。
「ぼ・く・ラボステーション」紹介動画を公開
防災の知恵を伝える動画コンテンツをぼ・く・ラボホームページの「防災図書館」に公開しています。全国のぼ・く・ラボステーションのなかから、平塚支店、久留米支店、仙台南支店の事例や取り組みを紹介しています。


はぐくむ ー 防災教育 ー

 防災教育として「ユメイエ。」ワークショップを開催
東日本大震災の際、学校管理下において、児童生徒が迅速に避難できた学校は習慣的に避難訓練を行い、生徒は防災の知識を身につけていたそうです。自然災害は、被害の大きさが想定を越える可能性が常にあるため、的確に判断し、迅速に行動ができるよう日頃から防災教育を行うことが重要です。当社では子どもたちを対象にワークショップを開催し、防災に関する知識について知る機会の提供を行っています。11月3日(木)、住まいと暮らしの情報発信施設「ROOFLAG(ルーフラッグ)賃貸住宅未来展示場」(東京都江東区)にてワークショップ「ユメイエ。」を開催します。今回のワークショップでは自由な発想で自分オリジナルの「夢の家」を創り出すユメイエ。の活動に加え、会場となるルーフラッグの防災拠点での活動や防災への備えについても理解を深めてもらいます。

兵庫県神戸市立道場小学校の「総合的な学習」の授業プログラムの一環として開催された「ユメイエ。」でのフィールドワークの様子(2021年1月)

創造する ー 備えない防災力 ー

備えない「野遊び」という防災
自然の中で遊ぶ「野遊び」によって自然現象を体験することは、災害時のとっさの行動力につながります。また、地歴や地域の言い伝えなどを遊びながら学ぶことで、防災意識や行動が自然と身に付くため、野遊びは防災体験にも通じています。
「防災に強い賃貸住宅」を目指す大東建託と、「野遊びができる家。」を提案するスノーピークは、「賃貸×野遊び×防災」をテーマとした地域コミュニティをプロデュースする「野遊び賃貸プロジェクト」を発足しました。2023年度までに、野遊び賃貸の拠点「nonoka(野の家)シェアフィールド」の開発を目指し、拠点開発後は、防災を軸に開発エリアの地域性に合わせ、持続可能なコミュニティーを創造し、地域と人が「つながるしくみ」を構築する予定です。当社は本プロジェクトを通じ、防災賃貸住宅の開発と、賃貸住宅だからこそ実現できる「新たな暮らしと街づくり」を目指します。

nonoka シェアフィールド コンセプトイメージ

プロジェクトをともに進める、地域創生・地域防災に関心のあるオーナー様を募集
今回、共にプロジェクトを考え、地域防災・地域創生につながるコミュニティー創りを行うオーナー様、事業パートナー様を募集します。また、本プロジェクトには防災アドバイザーとして国内外での防災教育普及に取り組んでいる、NPO法人プラス・アーツも迎え、nonokaの防災力を高めていく予定です。
<募集条件>
・地域に貢献し、環境に配慮した賃貸住宅をお考えの方
・土地、リノベーション予定の建物をお持ちの方
・防災配慮型の社宅や店舗をお考えの方
・防災活動、運営に興味がある方
・本シェアフィールドに出店したい方 など
<連絡先>

 ■ スノーピークについて
会社名 : 株式会社スノーピーク
所在地 : 新潟県三条市中野原456
代表取締役 会長執行役員兼社長執行役員 : 山井太
設立         : 1958年7月
資本金 : 27億7,931万円
事業内容 : アウトドア製品の開発・製造・販売、アパレル製品の開発・製造・販売、
                    アーバンアウトドア事業、キャンピングオフィス事業、地方創生事業、グランピング事業
 
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